俺らが紫耀を守るから41

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永瀬side

Pull…


永「あっ！！はい、永瀬です！！」



心配すぎて落ち着かず、有岡くんに電話しようか迷いに迷っていた時に電話がなった。



永「…もしもしっ、、、有岡くん？」



何も聞こえない。

みんなで目を見合わせていると、小さく声が聞こえてきた。



有(なんでそう思うの？)

平(…ひっく、、みんなのっ、、負担、にっ……なってる、からっ…)

有(すぐ体調崩すってだけでしょ？)

平(み、なっ、、迷惑って……、おも…ってるっ…)

有(そんなことないと思うよ)



これ、紫耀と有岡くんの会話。


紫耀、、迷惑やなんて…

そんなこと思ってるわけないやろアホ。



平(れんっ、、いつも……しょお、の………ぐすっ、、心配……してくれてっ…)

永「え…」

有(うん)

平(きっと、、負担…かけてて…)

永「しょお、、」



電話から聞こえてくる紫耀の心のうち。

俺らの知らんところで色々考えて傷ついてたんやな。



平(きょ、も、、ちゃんと……言おうって……けほけほっ、、待ってたけどっ……れん…けほっ……楽屋戻ってこなくてっ…いえなか、、った…)



それって、、俺が玉さんのとこに行ってた時？


待っててくれてたんや…
知らんかった。


なんで言わへんかってんって怒ってた部分もあったのに、、紫耀はちゃんと言おうとしてくれてたんや。



有(うん)

平(でもっ、、なんで気づいて……くれないのって、、思っちゃって……)

永「…」

岸「しょう…」

平(ど、したら……あっく……みたいにっ、、ひっく……心が……広くなれる？)

有(俺広い？)



気づいて欲しかったんやんな。

ごめん、一人で耐えさせて。


俺らが少しでも気づいてたらあんなことには。



有(俺は心が広くなんかないよ。だって気がつかない時だってあるもん。メンバーが疲れてるのわかってあげられない時もあるし、そっとしといてオーラも気が付かなかったり)

山(…はは、だよな)



電話の向こうで誰かが静かに笑った声がした。



有(完璧な人なんていないんだから、平野くんもそのままでいいと思う。迷惑なんて思ってないし、むしろ迷惑はかけあっていくものだよ？きっとメンバーのみんなもそう思ってるんじゃないかな)

平(…ほんと？)

有(…ふふっ、、だよな。みんな)



突然電話の声が大きくなって、みんなで一斉に「当たり前です！」と叫んだ。



平(…みん…なっ…)

永「しょお、いくらでも迷惑かけてくれてええんよ。メンバーやんか」



思っていることを正直に伝えた。

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