俺らが紫耀を守るから41

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山田side

山「…えっとー…」

伊「ねぇ、これなに？」

山「いや俺が知るわけねーだろ」

知「２人ってこんな仲よかったっけ？」



大ちゃんに抱っこされてる紫耀。

紫耀を膝に抱きながら満更でもなさそうな大ちゃん。



なんだこれは。



とりあえず隅から二人を見守る。




有「いい子だねー」

平「んっ、、あっく…」

有「ん？もっとぎゅうするの？」



なんとも甘〜い空気が漂っているわけですわ。

そもそも俺らのこと見えてる？



有「まだ熱あるからしんどいでしょ。横になる？」

平「(フルフル)…やっ」

有「いやなのね笑」



ぎゅうっとしがみついている紫耀は赤ん坊みたいでまぁ可愛い。


いいなぁ、、俺も抱きつかれたい。


変な意味じゃなくてね？



有「俺んちに来てよかったの？おうちの方がみんないていいでしょ」

平「…」



大ちゃんがそう問いかけた瞬間、ピタッと動きが止まり目がうるうるし始めた。


これは、、やばくないか？



平「……うっ、、うゔーーーー…」

有「えっ？あーごめんごめん！やだったね」



案の定ポロポロと涙を流しながら泣きはじめてしまって、慌てて泣き止ませてる。



平「…しょおが、、悪いのっ…」

有「え？」

平「しょおっ、、しんどいの……隠したからっ、、けほっ……み、な…怒ってる…」

有「んー、怒ってはないと思うんだけどな」

平「んんん、、しょお悪い子っ…」



紫耀は我慢しちゃっただけなんだよね？

まぁ俺は居合わせたわけじゃないから大ちゃんから聞いた話だけど。



平「ふぇぇっ…」

有「大丈夫だよ」



ガチャ

高「お粥できっ、、ええっ！！」

中「なになにっ！？」

山「しっ！！」



お粥を持って後から来たこいつらも目をまぁるくして驚いてる。


とりあえず黙らせて隅っこに座らせた。



平「…あっく、、けほけほ…」

有「しんどいね」

平「…しょおね、、迷惑、、なの…」

有「え？迷惑？」



迷惑？どういうことだ？



平「すぐ、、風邪ひく……ゴホッ、、迷惑、かけてる…」



そういえば廉から聞いたことがある。

メンバーで一番体調を崩しやすいのは紫耀だって。


それを気にしてたってことか。



有「風邪ひくのは別に平野くんが悪いわけじゃないし、迷惑だなんてみんな思ってないんじゃないかな」

平「…んん、、みんな……きっと、、困ってるもんっ…」



普段こんなこと言うやつじゃないんだけど、、
熱のせいでマイナスになってるのかな。


さて、、どうするか。

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