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高橋side
高「しょおっ…」
医「熱が高いね…。よくこんなんでレッスンやってたよ」
振「すみません、私が気づいていたら…」
ううん、先生は悪くない。
俺も、、結局止められなかったもん。
振「じゃあ俺はみんなが心配だから戻るな。ジェシーと高橋も…高『僕…残って良いですか?…しょおが心配で…』…そうか、わかった」
ジ「しょうを頼んだ、海人」
高「うん」
ジェシーたちが出て行った後、点滴されている紫耀の横にそっと腰掛けた。
高「しょお……しんどいよね…」
未だ真っ赤な顔で、少し開いた唇の間からは「はぁ…はぁ…」と辛そうな吐息が漏れている。
高「汗すごい…。拭いてあげるね…」
ポケットに入れてた自分のタオルをそっとおでこに当てると、ゆっくりと目が開いた。
高「しょお、わかる?ここは医務室だよ」
平「……かい…と…ゲホゲホっ」
高「無理に話さなくていいからね。今点滴してるからもう少しで楽になってくると思う。ちょっと待って、お水飲もっか」
体を起こしてあげるとすごいしんどそうに顔を歪めた。
それだけ体が辛いんだよね。
平「…んっ、、(ごくっ)」
高「うん、少し飲めたね」
平「…海人…」
高「ん?」
平「、、ごめん…」
高「…へ?」
まさか謝られると思わず、間抜けな声が出た。
高「なにが?」
平「けほっ、、海人は、休ませ…ようと…けほけほっ……してくれたのに…」
高「…ああ、、うん…。なんで無茶したの?俺、しょおが倒れた時、、自分のこと責めたよ…」
それに、、廉のことも…
平「ごめっ…ゴホゴホっ」
高「あっ、もう話さなくていいからね!」
平「いや…」
こちら側に横向きにさせて背中をさすっていると、紫耀の手によってそれは優しく封じられた。
高「しょお?」
平「…はぁ……俺、さ…」
高「うん」
平「けほっ、、正直、、怖いんだ…。センターを、任せ…られて…」
高「え?」
そんなこと思ってたんだ。
俺、紫耀はもう少し余裕があるものだと思ってた。
だって全然そんな素振り見せないから…
平「自信なんて…ないよ…。怖くて……いつ、も、、うなされて…目が、覚める…ゲホゲホっ…、余裕なんか…ないんだ…、、カッコ悪いよな…笑」
高「しょお…」
平「だから、、れんと、海人も…離れて…いってしまうみたいで……、俺…一人なのかもって……ハァッ…」
高「…そんなわけないじゃん…!」
紫耀の瞳から流れた雫をそっと拭った。
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晴はる(プロフ) - masumiさん» masumiさん、コメントいただきありがとうございます!ちびっこ紫耀くん気に入っていただけてて嬉しいです(*^^*)久々の登場だったのかな?たまに話数余ったら書いてます笑 また余ったら書きますね!これからもよろしくお願いします(^^) (2022年8月3日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、いつもコメントありがとうございます!ちびっこ紫耀はよく読みたいというお声をいただけるので、残った話数で書いてみました!どんな話にしようかと思ったんですけど、カオスでしたね笑 楽しんでいただけてよかった!41章もよろしくお願いします! (2022年8月3日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
masumi(プロフ) - ちびっこ紫耀くんのお話待ってました(^^)/ありがとうございます。またよろしくお願いします(*^-^*) (2022年8月2日 20時) (レス) @page50 id: 773d2c854b (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» ちびっこ紫耀の話、見ました。飛行機のマネして走り回ったり机の周りを回ったりソファーの上に乗って跳ねたり微笑ましい光景でしたがめっちゃカオスな展開でしたね。面白さと驚きでいっぱいでした。イヤイヤ期ってとても苦労するんだと思いました。40章お疲れ様でした。 (2022年8月2日 17時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - まやさん» まやさん、コメントいただきありがとうございます!そしてまたまたリクエストありがとうございます(*`・ω・´*)ゝ腹痛系ですね!またお話考えてみます(^ ^) (2022年8月2日 10時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2022年6月28日 18時