ちびっこ紫耀3 ページ49
岸side
廉が出て行ったあと、しばらく立ち尽くして固まっていた紫耀。
ようやく何が起こったのか理解したのか、みるみるうちに涙を貯めていく。
平「うっうう……、、うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!!」
そしてぺたっと床に座り込むと、今まで聞いたことないくらいの叫び声を上げ始めた。
平「れぇっ、、ううっ…れぇぇーーーがぁーーー!!!おーーーったーー!!!!!」
きっと廉が怒ったって言ってるんだろう。
岩「しょお、廉が怒ったのはしょおが悪い子だからだよ?」
平「うぁぁぁあーーーー!!!」
神「あー…今説明しても聞こえてないね」
とりあえず泣き止ませた方がいいな。
これ絶対外まで聞こえちゃってるから。
平「きらいってぇぇーーーー!!!しょおきらいってぇ、いったぁーーーー!!!」
岩「大丈夫だから。ほらおいで」
玄樹が抱き上げて背中をさすりながら泣き止ませようと試みるけどこれは手ごわいぞ…
泣き止む様子はなく、なんならさらに酷くなってる気が…
高「しょおー、れんはしょおのこと嫌いじゃないよ?」
平「ふぇぇぇえーーーん!!」
岩「本当に嫌いだったらしょおと一緒に寝たりしないでしょ?」
毎日廉と一緒に寝ている紫耀。
前に紫耀が一人で寝ている時にベッドから落ちたことがあって、それが怖くて廉が一緒に寝ることになったってわけ。
平「いやぁぁぁぁぁあーーーー!!!れぇーーーー!!!」
岸「俺れん探してこようか?」
神「そうだね、それがいいかも」
これは廉じゃないと無理だと判断した俺ら。
玄樹とじんに紫耀を任せ、俺と海人で廉を探しに向かった。
・
岸「れん!!」
永「あっ優太か」
岸「優太かじゃねーよ!頼むから楽屋戻って!しょうが手つけられないくらい泣きわめいてんだよ!」
高「なんであんなこと言ったの?!さすがに大嫌いは言いすぎだよ!」
永「そうやんな。ごめん」
廉も後悔しているのか、少し落ち込んだ様子だったから俺も海人もこれ以上は何も言えなくなった。
廉だって紫耀のことが大好きで、誰よりも大事に思ってる。
それはすごくわかってるから。
岸「戻ろう」
永「わかった」
・
平「うぁぁぁぁぁーーーー!!!」
楽屋に近づいたところで泣きわめく声が響いてきて、少し小走りになる。
ガチャ
平「いやぁぁーーーーー!!れぇんごめっ、ごめなさぁーーっ!!」
岩「大丈夫大丈夫」
泣きすぎてもう顔真っ赤じゃん。
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晴はる(プロフ) - masumiさん» masumiさん、コメントいただきありがとうございます!ちびっこ紫耀くん気に入っていただけてて嬉しいです(*^^*)久々の登場だったのかな?たまに話数余ったら書いてます笑 また余ったら書きますね!これからもよろしくお願いします(^^) (2022年8月3日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、いつもコメントありがとうございます!ちびっこ紫耀はよく読みたいというお声をいただけるので、残った話数で書いてみました!どんな話にしようかと思ったんですけど、カオスでしたね笑 楽しんでいただけてよかった!41章もよろしくお願いします! (2022年8月3日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
masumi(プロフ) - ちびっこ紫耀くんのお話待ってました(^^)/ありがとうございます。またよろしくお願いします(*^-^*) (2022年8月2日 20時) (レス) @page50 id: 773d2c854b (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» ちびっこ紫耀の話、見ました。飛行機のマネして走り回ったり机の周りを回ったりソファーの上に乗って跳ねたり微笑ましい光景でしたがめっちゃカオスな展開でしたね。面白さと驚きでいっぱいでした。イヤイヤ期ってとても苦労するんだと思いました。40章お疲れ様でした。 (2022年8月2日 17時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - まやさん» まやさん、コメントいただきありがとうございます!そしてまたまたリクエストありがとうございます(*`・ω・´*)ゝ腹痛系ですね!またお話考えてみます(^ ^) (2022年8月2日 10時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2022年6月28日 18時