俺らが紫耀を守るから40

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平野side

平「ただいまー……あれ？」



てっきりみんな帰ってると思ってリビングを開けたら、シーーーンって静まりかえっていた。

俺が最後だと思ってたんだけどみんなまだだったんだ。

ここ最近はずっと俺が最後だったもんな。


なんとなく寂しさを感じながらもバッグを下ろし、冷蔵庫から水を取り出した。



平「…ごくごくっ……はぁー、うまっ」



……



平「なんか、、寂しい……なんてね…」



やっぱりみんながいて騒がしいこの家が好きだな。



平「…よぉーっし！！」



気合を入れて腕まくりをした。






ガチャ

岸「ただいまー、おっ、しょう帰ってたんだ」

岩「ただいま」

平「あっおかえりー」

神「えっ、もしかしてご飯作ってくれたの？」

平「へへ、そう！」



みんなへの感謝の気持ちも込めて今日は俺が腕を振るっちゃった！

まぁ簡単なものしか作ってないけど。



高「うわぁーうまそう！」

永「しょお、疲れてんのにありがとな」

平「ううん全然！いつもみんなにやってもらってばっかりだからこれくらいさせてよ」



喜んでくれるみんなの表情に俺も嬉しくなっちゃって、久々に６人で食卓を囲んだ。



岩「あー、お腹いっぱい」

岸「さすがだな、どれも美味かったわ」

平「よかったぁー」



満足してもらえたら俺も大満足！



平「あっそういえば、みんななんで遅かったの？仕事？」

神「…え？あーうん」

平「みんな一緒だったの？」

高「たっ、たまたま一緒になったんだ！」

平「ふーん」



そんなことってあるんだな。
５人ともたまたま帰りが一緒になるなんて。



永「しょお先に風呂入ってきたら？」

岸「皿洗いは俺らでやっとくしさ！」

平「そう？じゃー、先にお風呂いただこうかな」

岩「いってらっしゃい」



一番風呂も久々な気がする。





神宮寺side

高「…はぁー」



紫耀が出て行った瞬間、俺らは各々ため息をついた。

危なかった、まさか聞かれるとは思わなかった。



岩「なんかさ、、心が苦しいね…隠し事って…」

岸「…そうだな…」

高「せっかくご飯まで作ってくれたのに、しょおに隠し事してるのやだな…」



みんな同じ気持ち。

あんなに幸せそうに笑う紫耀に何も言えないなんて。
もちろん言ったら絶対にいけないんだけど。



永「撮影いつやっけ…」

岩「たしか、、一週間後」

永「…長いな」



なんなら早く収録を終えてしまいたいとさえ思ってる。

俺ら、ドッキリになるとめっぽう弱くなんのな。

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