俺らが紫耀を守るから40

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神宮寺side

ス「はぁっはぁっ、、神宮寺さん来てください！！」

神「…はっ、はい！！」



スタッフさんの様子に只事じゃないと感じた。



バタバタっ

ス「通してください！」

神「すみませっ、、しょうっ！！」



群がるスタッフさんの間を抜けるように人だかりの真ん中に行くと、倒れている紫耀が見えた。



神「しょうっ！どうしたっ？！」

平「ﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯ……いき、、できなっ…」

神「なんだよこれ…」



必死に首を押さえ、過呼吸を起こしているかのような早い呼吸に全身が赤くなっている。

こんなの見たことねぇぞ…

なんだよこの症状…



神「救急車はっ…？！」

ス「呼んでます！」



救急車は呼んでくださってるらしいからそれはよかったけど、、一体何があった？



平「ひっ、、ひぅっ…ﾊｧｯﾊｧｯ…」



ダメだっ、、
紫耀が落ち着けるようにまずは俺が落ち着かないと。



神「しょう、どこがしんどい？息だけ？」



少しでも落ち着いた声でゆっくりと声をかけた。



平「…いきっ……はぁっ、、できなっ……ﾋｯ…、…から、だ……ﾊｧｯﾊｧｯ、、熱いっ…」

神「息ができなくて体が熱いんだね。スタッフさんすみません！」

ス「はい！」

神「しょうが倒れる前何してたかわかりますか？」



絶対何か理由があるはずだ。



ス「…えっと、、あっ…料理を食べました！」



まさか…
ふとよぎった嫌な予感。



神「もしかして、、カニ……とか…？」

ス「…ッ！なんでわかったんですか？！」



そうか、それだ原因は…

蕁麻疹が出てきていて体も異常に熱い。
間違いないな。



神「これ、アレルギーによるアナフィラキシーショックです！！しょう、カニはアレルギーがあって食べられないんです！」

ス「ええっ！！」



目を見開くスタッフさん達は、本当に知らなかったんだろう。

マネさん伝え忘れたのかな。
いや、マネさんはそんなミスしない。

…そもそもなんで紫耀はダメとわかってて口にしたんだよ。



救「どこですかっ？！」

神「こっちです！」



救急隊が到着し、紫耀はバタバタと運ばれて行った。





・





永「じんっ！！」

岸「しょうはっ！？」



マネさんが連絡をしてくれて、みんなが息を切らして駆け込んできた。



神「まだわかんない。今処置中」

高「なにがあったの…？！」

岩「なんで倒れたりなんて…」

神「…アレルギーだって」

永「は？」



俺がいたら止められたのに。

ずっと後悔に襲われていた。

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