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永瀬side
そんなことがあったなんて…
俺たちから話してとは言ったものの、なんて言ったらええんかわからんかった。
岩「…どうしたらいいんだろ…」
岸「…え?…ああ、、そうだな…」
みんなも戸惑ってるみたいで。
紫耀は勇気を出して話してくれたのに。
平「…はぁっ…みんな…ごめっ………忘れて…」
永「…あっ、しょお!」
そう言ってフラフラと楽屋を出て行ってしまった。
神「…ごめん、、」
岩「じん、、俺ら…しょおに何ができるのかな…」
高「……しょお…」
何ができる…
俺は…苦しんでる紫耀に何ができるんや…
・
その日から、紫耀は落ち込んだ姿を見せなくなった。
常にあの笑顔をくっつけて、スタッフさんとも楽しそうに話してたり、、俺らにも。
話したことで心が軽くなったんやったらそれでもいいと思ってた。
けど、、ずっと一緒にいたからこそわかる。
笑顔はニセモノ、あの明るさも、無邪気さも全て、あいつがただお芝居してるだけやって。
高「はぁ…」
永「海人?」
高「ごめん…、俺…今のしょお……見てられないっ…」
タタッ…
永「えっ、海人っ!」
俺は追いかけられなかった。
その気持ちは、めちゃめちゃわかるから。
神「あっ、れん、そろそろライブの打ち合わせやるって」
永「…おう、わかった」
心がもどかしい。
紫耀に何もしてやれないことと、何もできない自分に。
ス「では打ち合わせ始めますね…まずは…」
全員集まっての打ち合わせ。
すでにライブが決まってからも何度か行われてて、形になり始めてはきてる。
神「ここはもっとムーディーな感じの方が合ってると思うんで、ライトをもっと…」
岩「曲順もこっちの方が合うんじゃない?」
岸「おーたしかに!」
それぞれが意見を出し合って決めていく。
ただ、俺が今気になるのは…隣の紫耀…
高「俺は、、こっちかな…」
神「そっか。…しょうはどう思う?…しょう?」
平「ハァ……ハァ……」
永「しょお、大丈夫か?」
さっきからずっと俯いてて、、耳を近づけると少し早い呼吸。
永「どうした?しんどいん?」
平「…ぇ、あっ…ごめん……ハァッ…ちょっと…休んでくる……ごめんね…」
顔色白かった。
貧血みたいな…
ス「平野さん大丈夫ですか?」
神「…あ、、はい…すみません」
永「すみませんっ、俺も少し抜けます」
岸「えっ、れん?!」
ほっとくことなんかできず、その後を追いかけた。
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晴はる(プロフ) - あやねさん» あっそういうことだったんですね!そんなそんなっ、わざわざお礼なんて笑 コメントいただけるだけで嬉しいです(*^^*)ありがとうございます(^^) (2022年6月30日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» リクエストのお礼をしようと思ったんですけど、返信するのが遅くなってしまいました。分かりづらくてすいません。これからも楽しみにしてます。 (2022年6月30日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、何のお礼か分からないですが、こちらこそいつもお読みいただきありがとうございます(#^.^#)これからも宜しくお願いします♪ (2022年6月29日 13時) (レス) id: 5b86a9a166 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» ありがとうございます! (2022年6月29日 1時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん、ありがとうございます。 (2022年6月29日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2022年5月16日 23時