21 ページ30
神宮寺side
その翌日、無事に紫耀の熱は下がり、明日には退院してもいいと許可がおりた。
神「しょお、起きてても大丈夫なの？」
高「そうだよ、まだ寝てないと」
平「熱はもう下がったし怪我も痛くないから大丈夫だよ」
岸「それはよかった！」
岩「明日はようやくみんなでおうちに帰れるね」
平「うん」
本当によかった。
昨日は急に高熱を出して紫耀も苦しそうだったし、見てる俺らまで苦しくなるくらいに。
だから紫耀が笑っていると俺らも嬉しい。
永「でもしばらく仕事は休みやで。ムリは禁物やから」
神「それはあなたも一緒です」
永「えっ？いや俺はもう平気やし」
高「だーーめっ！！れんもしばらく休みっ！」
永「うわぁ過保護やわ…」
岩「それれんが言う？笑」
みんなで話す時間はやっぱり楽しい。
それに、俺らは全員揃ってないとダメなんだ。
岸「あっそろそろ面会時間終わりだ」
高「早いなぁー…さっき来たばっかりなのに」
岩「さっきじゃないでしょ、来たのは昼頃だったからもう６時間くらいいたよ笑」
高「あっそっか！」
永「しょお、、やっぱり俺今日も…」
平「ううん、れん、今日はちゃんと帰って。俺は大丈夫だから」
永「でも…」
昨日、急に泊まると言い出した廉から聞いた。
岸「えっ、うなされてる？」
高「しょおが…？」
永「ああ、毎晩苦しそうにな。襲われた時のことが夢に出てくるみたいで…。だから俺、そばにいてやりたい。しょおが苦しい時は背中をさすってやりたいんよ」
神「れん…」
永「一人で苦しんでほしくないから」
岩「…うん、わかった。でもね、れんもしょおも一人じゃないってこと、絶対忘れないでね」
永「…おう、ありがとう」
怖かったに決まってる。
あんな知らない奴らに突然誘拐されて襲われて、怪我まで負わされて、しんどかったよな。
神「れん、今日は帰ろう。しょう、何かあったら絶対連絡してくるんだよ？」
平「うん、わかった」
心配そうな廉を連れて、みんなで病院をあとにした。
平野side
本当は廉に泊まって欲しかったけど、ムリは言っちゃいけない。
廉だって病み上がりなんだしちゃんと休まなきゃいけないんだから。
平「…ううっ、、いゃ……」
「平野くん、かわいいねぇ」
平「はぁっ、、やだ……やめ、てっ…」
「可愛がってあげるよ」
平「うっ、、やだぁっ、、ひっく…こないでっ…」
これからも俺は悪夢にうなされ続けるのかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あっそういうことだったんですね！そんなそんなっ、わざわざお礼なんて笑 コメントいただけるだけで嬉しいです(*^^*)ありがとうございます(^^) (2022年6月30日 0時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» リクエストのお礼をしようと思ったんですけど、返信するのが遅くなってしまいました。分かりづらくてすいません。これからも楽しみにしてます。 (2022年6月30日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、何のお礼か分からないですが、こちらこそいつもお読みいただきありがとうございます(#^.^#)これからも宜しくお願いします♪ (2022年6月29日 13時) (レス) id: 5b86a9a166 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» ありがとうございます！ (2022年6月29日 1時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん、ありがとうございます。 (2022年6月29日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2022年5月16日 23時
