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平野side
平「ケホッ……んんっ…」
「いいじゃん平野くん、ほらもっと」
平「はぁっ、、い、やっ…」
「声なんか出しちゃってさー。気持ちいいんだ?」
平「やめ、てっ…… はぁはぁっ、、くっ…」
「騒ぐんじゃねぇっ!すぐ終わるからじっとしてろっ!」
平「いやっ…!いやぁぁぁぁあーーー!!」
・
平「はぁっ…はぁっ……はぁっ、、ケホッ、げほげほっ…」
目が覚めたら病室だった。
そうだ…俺、入院してたんだった…
俺は一ヶ月ちょっと眠っていたらしくて、起きた時にはみんなが本当に喜んでくれた。
紫耀、目が覚めてよかったって。
でも目が覚めた日から毎日のように悪夢にうなされた。
寝られなくて一晩中起きてたんだ。
でも廉はそのことに気づいてて、、
眠いはずなのに、夜通し俺と話をしてくれた。
あれだけ寝られなかったのに、気づけば眠りに落ちてたんだ。
平「けほっけほっ…」
でも一昨日退院しちゃった。
勿論それでいいんだ。
俺のせいで廉は怪我を負った。
全ては俺が廉を巻き込んだ。
だから廉だけでも早く良くなってほしいって願ってたのに…廉が退院した途端寂しいなんて…
最低だよな…
平「はぁっ…ゲホゲホっ…はぁっ、、ごほっ…」
そういえば熱あったんだっけ。
また上がってるかも…
息苦しくて体も頭も重い。
平「ゲホゲホッ……けほっ…ゴホゴホっ…」
体をくるっと丸めて止まらない咳に耐える。
苦しい……苦しいよ…廉…
ガラッ
永「しょおっ!大丈夫か?」
平「…ゲホゲホっ…な、んで…」
永「話さんでええからな。うわぁ、、熱上がってる……。とりあえず咳止めよっか。タオル口に当てるな」
平「けほけほっ、、はぁっ、」
そっと優しく口を覆われて背中をさすってくれる。
ほんと不思議…
なんで廉がいるとだんだんと楽になっていくんだろう。
永「うん、もう大丈夫やな…。看護師さんに点滴してもらおうか。熱高いししんどいやろ?」
平「…れん……なんで、ここに…」
永「えっ?ああ、しょお、一人やったらきっと寝られへんやろうと思って。ごめんな、トイレ行ってたから早よ気づいてやれんで」
平「…ハァハァッ…ちがっ、、いつから…」
永「昨日からやで?」
平「…うそ…」
昨日からって、泊まったってこと?
廉だって病み上がりなのにっ…
平「れんっ、、だめっ……帰って…」
永「俺はもう平気やから」
廉は昔っから人のことばっかり優先する…
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晴はる(プロフ) - あやねさん» あっそういうことだったんですね!そんなそんなっ、わざわざお礼なんて笑 コメントいただけるだけで嬉しいです(*^^*)ありがとうございます(^^) (2022年6月30日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» リクエストのお礼をしようと思ったんですけど、返信するのが遅くなってしまいました。分かりづらくてすいません。これからも楽しみにしてます。 (2022年6月30日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、何のお礼か分からないですが、こちらこそいつもお読みいただきありがとうございます(#^.^#)これからも宜しくお願いします♪ (2022年6月29日 13時) (レス) id: 5b86a9a166 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» ありがとうございます! (2022年6月29日 1時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん、ありがとうございます。 (2022年6月29日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2022年5月16日 23時