15 ページ24
岸side
岸「しょうっ、れんっ、、ごめんなっ…」
みんなの前ではやっぱりリーダーだし、
俺がしっかりしないといけないと思うから、涙を見せることはできなかった。
けど一人になると、、2人に対しての申し訳なさにどうしようもなく涙が溢れてくる。
もっとしっかりしてたら、紫耀たちをこんな目に合わせなくて済んだかもしれないのに。
岸「…くっ…」
悔しいっ…
それに俺は、犯人たちを絶対に許さない。
岸「なぁ…」
岩「え?」
岸「…俺に…何ができるんだろ…」
岩「…」
玄樹に聞いたってどうしようもないってわかってる。
それに玄樹だって傷ついてるんだ。
俺だけじゃない。
岩「…わかんない。でも…今は…、俺らがそばにいて、2人が目を覚ました時に、不安にさせないことが俺たちにできる精一杯のことじゃないかな」
岸「…ああ、そうだよな」
玄樹、お前はすごいよ。
それからさらに一週間が経った。
今日はみんな仕事が早く終わって、すでに病室に集まってる。
こうやって全員が揃うのも久々かもしれない。
紫耀と廉に関しては、休養のための活動休止と事務所が発表を出した。
高「しょお、今日は雨だよ…早く晴れてほしいね」
平「…」
神「れん、今度番組でMCをやらせてもらうんだ。起きたら相談に乗ってくれよな」
永「…」
眠り続けている2人は、一体いつ目が覚めるんだろう。
先生が言うには、傷は少しづつ治ってきてるって。
いつ目が覚めてもおかしくないんですけどねって。
岸「寝ぼすけだな…ほんと」
岩「…しょおもれんも忙しかったから、今までの分寝てるんだよ…きっと」
神「そうかもしれないね」
高「…うん」
早く起きてよ。
俺ら、お前らがいないと……笑えないんだ。
ぴくっ
高「えっ?いま…」
神「どうした?」
高「今っ、、動いたっ!」
岩「えっうそ!」
慌てて立ち上がりベッドを囲うと、長い睫毛がふるっと震えて僅かに瞳を覗かせた。
岸「れんっ!」
神「ナースコールするね!」
さっきまであんなに空気が暗かったのに、廉が目を覚ました途端に一気に慌ただしくなった病室内。
岩「れんっ、わかる?」
神「俺らだよ」
永「……じ、ん…」
神「…れんっ」
小さくだったけど、じんの名前を呼んだことにものすごく安心した。
高「よかったよぉっ、れんっ…」
永「…な…ぁ…」
岩「ん?」
永「…しょ……ぉ…は…?」
俺はなんて言ったらいいか分からなかった。
200人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あっそういうことだったんですね!そんなそんなっ、わざわざお礼なんて笑 コメントいただけるだけで嬉しいです(*^^*)ありがとうございます(^^) (2022年6月30日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» リクエストのお礼をしようと思ったんですけど、返信するのが遅くなってしまいました。分かりづらくてすいません。これからも楽しみにしてます。 (2022年6月30日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、何のお礼か分からないですが、こちらこそいつもお読みいただきありがとうございます(#^.^#)これからも宜しくお願いします♪ (2022年6月29日 13時) (レス) id: 5b86a9a166 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» ありがとうございます! (2022年6月29日 1時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん、ありがとうございます。 (2022年6月29日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:晴はる | 作成日時:2022年5月16日 23時