俺らが紫耀を守るから38

ちびっこ紫耀 ページ49

間もなく３８章も終わりなので、少しだけ書いてみます。


永瀬side

永「おつかれっしたー」



ようやく２泊３日に及ぶ地方ロケが終わり、これから新幹線で東京に帰る。

紫耀どうしてるかな。
毎日テレビ電話はしてたけど、その度にドアップで顔を近づけてくるから何にも見えへんっていうな笑

ああ、早く会いたいなぁ。



永「お疲れ様でした」

マ「一人で大丈夫か？」

永「大丈夫っすよ。子どもじゃないんですから」

マ「そっか、じゃあよく休めよ」



マネさんと別れてタクシーに乗り込み、夜道を走ってようやく自宅に着いた。



ガチャ

永「ただい…」



ドドドドドッ…



永「えっなに？地響き？」



ドドドッ
平「れぇぇぇぇえーーーん！！」

永「おわぁっ！しょおっ！元気してたか？」



地響きの正体は家の中を走ってきた紫耀やった。

象のように走って突進してくるからびっくりしたわ笑



岸「れんおかえり！」

高「もうっれん帰ってくるの早いしー。せっかくしょおちゃん俺らのものだったのに」

永「意味わからんわ」



ブーブー言ってくる海人は放っておいて、紫耀を抱っこしたままソファに腰掛け、これでもかってくらいに紫耀を抱きしめた。



平「れぇんくるひぃよぉー」

永「んーーーっ、かわええかわええ。会いたかったわ」

岩「出た出たママれん笑」

神「ほんとしょうのこと大好きだね」

高「れんだけずるい！」

岸「俺はこの光景好きだぞ？」



でかいままの紫耀やったら絶対ハグなんかできひんけど、ちびっこの紫耀は可愛すぎて思いっきり抱き締めてまうんよな。



平「れぇぇん…」

神「れん、そろそろしょおちゃん潰れちゃうからね」

永「え？あっ、しょおごめんな！」

平「ふへへ、れぇんだぁー」

永「………むりっ！かわいいっ！」

平「くるひぃぃーっ」

神「しょうが潰れちゃうって！」

岩「ちょっとれんー！」



だってニコニコフニャフニャ笑いながら、れぇんだぁー、なんて言われたら潰れるくらい抱きしめるやろ。



永「あっ、そうや！しょお、お土産あんねんで」

平「えっ！しょおにおみやげ？」

永「うん、えっとー……あったあった。はい」

平「うわぁーっ！ブーブーだ！」



紫耀が以前から欲しがってた外車のおもちゃ。
たまたまロケ先で見つけて買ってしまった。



岩「待って、地方行っててなんで車？」

高「全くお土産じゃなくない？」

神「海外にでも行ってたわけ？笑」



嬉しそうな紫耀を見れたらそれでええねん。

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