俺らが紫耀を守るから38

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岸side

岸「えっとー…どこだ？」



やっと撮影が終わり、健人くんの楽屋を目指してるんだけど…

一向に見つからないんですけど…



岸「えー……あっすみません、」

ス「えっはい？」

岸「中島健人くんの楽屋ってどこですか？」

ス「あっ岸さん、中島さんの楽屋はこの先の突き当たりにある部屋ですよ」

岸「ありがとうございます」



たまたま通りかかったスタッフさんに聞くことができて、とりあえず急ごう。

健人くんも待ってくださってるだろうから。


ガチャ

岸「お待たせしました！…え？」

平「…んー…」

中「紫耀ー、もう無理だよー」

平「んーんっ、、んーーー！」

中「じゃあ後一回だけだよー」



楽屋に入ると、てっきり寝ている紫耀と、看病してくださっている健人くんがいるものと思ってた。

それが……あの…



中「これがいいの？」

平「んふっ…」



健人くんが紫耀を抱きかかえ、優しく揺らしながら背中をトントンしている。

紫耀もすごい幸せそうな顔してるし。



岸「あっ、あの…健人くん？」

中「おーおつかれ」

岸「お疲れ様です。あのっ、それはなにを？」

中「あー、それがさ笑」



健人くんが言うには、点滴を打っている最中に眠った紫耀を楽屋に連れて帰ってきて、しばらく落ち着いて寝ていたらしいんだけど、急に目を覚ましたかと思ったら甘えたモードになっていたらしい。

うん、熱出すとよくなるやつね。



中「もうずっと抱っこせがんでくるんだよね。すでに腕筋肉痛だよ笑」

平「えへ…」

岸「それはすんません！ありがとうございました！」



筋肉痛になるまで抱っこしてくださってたなんて、申し訳ない…

まぁ紫耀は嬉しそう。
健人くんも、可愛いから全然いいよって言ってくださったし。



平「ふぁっ、、岸く…」

岸「ん？」

中「岸くんが迎えに来たから紫耀もお家に帰ろうな。ちゃんと休まないとな。あっ、さっき電話で言ったけど、牡蠣にあたったみたいだから、しばらく下痢や吐き気が続くって」

岸「うわぁ、、マジっすか。それはしんどいっすよね…。そういえばじんはなんともないのかな」

中「んー、まぁ気にかけてあげたほうがいいかもね」



生牡蠣か…

俺も当たったことある。
あれきついんだよなぁ。



平「…んん……」

中「紫耀パスしていい？もう瞼落ちそうだからさ」

岸「あっはい！大丈夫です！」



健人くんから紫耀を受け取って、ヨイショっと抱きかかえた。

ーー
最近更新頻度少なくてすみません！

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