俺らが紫耀を守るから38

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岸side

岸「おつかれっす」



休憩に入り、スタジオから出てトイレに向かった。



岸「トイレっ、トイレっ、、ん？」



早歩きで角を曲がった時、別のスタジオ入口からバタバタと出入りするスタッフさんたちが見えた。

みなさんタオルやらティッシュやらを抱えてバタバタと出入りしてる。

どうしたんだろ。



岸「あっトイレ…！」



気にはなったけど、とりあえずトイレに向かった。



ジャーーー

ガチャ

岸「ふぅ…」


バタンっ


岸「おっ！びっくりしたぁ…」

ス「お疲れ様です！えっと、、あった！！」

岸「へっ？トイレットペーパー？」



息を切らして入ってきたスタッフさんが手につかんだのはトイレットペーパー。

それを持って慌てて出て行った。



岸「何に使うんだ？」



さっきのことと関係してるのか？
やっぱり気になって後を追いかけた。



ス「持ってきました！」



ぬっ

入口から覗いてみると、スタジオの真ん中に人だかり。

それよりここなんの撮影？



ス「あっ岸さん！」

岸「あの、、ここなんの撮影ですか？」

ス「未満警察です！」

岸「えっ、未満警察っ？！」



まさかのまさか。
紫耀もここで撮ってたんだ。



岸「それで、何かあったんですか？」

ス「実は平野さんが大変で…」

岸「しょうが！？」



この騒ぎは紫耀だったのか！



岸「俺もいきます！」



スタッフさんに案内してもらいながらスタジオに入り、その人だかりをかき分けていくと健人くんの姿が見えた。



岸「健人くん！」

中「えっ、岸？」

岸「しょうはっ……しょう！」



健人くんの姿で隠れていたけど、紫耀が辛そうに袋に向かって戻していた。



岸「しょうっ、、何があったんすか？」

中「それがさ…気持ち悪くなっちゃったみたいで、、元々腹痛が酷かったんだよ」

岸「そんな……何で急に…」



昨日もそんなことなかったし、体調悪そうな様子もなかったのに…



中「岸、ちょうどよかった。マネージャーさんに電話してくれる？これ以上撮影は無理だと思うから」

岸「あっわかりました！」



ポッケに入れてたスマホでマネさんに電話すると、ちょうど打ち合わせ中だったらしく、終わり次第来るとのことだった。



中「まさか岸もいたとはな。なんたる偶然」

岸「いやマジでびっくりしましたよ」



俺ももう少しで撮影終わるし、マネさんと一緒に連れて帰ろう。



ーー
今日の東京ドーム参戦してきます！！
生紫耀さんを目に焼き付けてきます(*⊙ω⊙*)

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