10 ページ26
平野side
平「ん…」
目を開けると、真っ白な天井。
カーテンの外は明るくて、つい目を細めた。
平「俺、どうなったんだっけ……ん？」
おでこに触れると、カピカピになった冷えピタが張り付いていた。
そっか、俺気持ち悪くなって、さらにお腹が痛くなってトイレに…
えっ？
待って、俺が吐いたあれってまだ片付けてないっ…
平「やばっ！……え？」
体を起こすと手に絡まる、、誰かの手……
平「ええっ！！なっ、なんで？！」
永「んー…」
ベッドに頭を乗せて寝てた廉が俺の手を握っていた。
思わず手を振り解くと、廉が「んー…」と声を出して目を覚ました。
永「しょおおはよ」
平「おおっ、はよっ…」
永「どしたん？」
平「なっ、、なんで…おっ、俺の手をっ！」
永「は？なんでって、しょおが握ってって言うてきたんやんか」
平「へぇっ？！」
俺が、握ってって言った？
まさか、また熱で甘えたが…
平「そんなぁぁっーーー！」
永「なんやねん今更。『れん、手…握って…』言うてきたくせに」
平「やめてくれーーー！！」
あまりの恥ずかしさに、枕の下に潜り込んで転がり回った。
恥ずかしすぎる。
永「でも、そんな元気ならもう大丈夫やな」
平「…え？」
永「熱も下がってるし、よかった」
もしかして、廉って一晩中俺について…
平「あの…れん…」
永「ん？」
平「…ありがと、、」
永「……ふはっ」
平「なんで笑うの！」
永「くくくっ、、いや、ほんまよかったわ。じゃあ朝飯食いに行こうか」
平「うん」
まだ体のだるさは少しあったから、廉に支えてもらってリビングに降りると、すでにみんなが揃っていた。
高「しょおっ！もう大丈夫なの？！」
平「うん、心配かけてごめんな」
神「ほんとによかったな」
岸「心配したんだぞー」
岩「まぁ、ほとんど廉が付いてたんだけどね」
やっぱり廉がずっとついててくれたんだね。
永「言うなや！」
平「れん、ありがと」
永「別に…」
高「またまたぁー！照れちゃってぇー」
永「うっさいわ！」
高「きゃーー！逃げろーー！」
廉と海人が朝から走り回る様子をみんなで笑いながら眺めてた。
でもね、廉、ほんとに感謝してるんだよ？
いつもありがとね。
end
ーーーーーー
『ノロウイルス』編、完結です。
ぬれおかきさん、ロタウイルスにしてほしいって言われてたの忘れてました…ごめんなさい。
途中から少し方向転換しちゃいました(＞_＜)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 230人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - みらいさん» よくわかりました！承知いたしましたありがとうございます(*^o^*)お話考えてみますね！ (2021年12月12日 23時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - はい！そんな感じに合ってます (2021年12月12日 22時) (レス) id: bbe882ced9 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 晴はるさん、ダメですか? (2021年12月12日 22時) (レス) id: bbe882ced9 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みらいさん» みらいさん、いつもリクエストありがとうございます！確認なんですが、紫耀くんが紫耀くんのファンに誘拐されて暴行を受け、廉さんが心配して助けに行く、さらに紫耀くんを助けた廉さんも暴行を受け、病院に搬送されて海人さんが泣く…ってことであってますかね？ (2021年12月12日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 紫耀くんは助けてましたが廉くんも含め誘拐し暴力してしまいますそして朝になってしまい心配する海人くん···マネージャーさんに電話をして病院に向かいいますそれで、２人がベッドに意識を失い、海人が泣いてしまうっていうものを見たいです！ (2021年12月12日 22時) (レス) id: bbe882ced9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2021年10月27日 0時
