俺らが紫耀を守るから34

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浮所side

浮「紫耀くん僕の家に泊まったんですよ」

平「…えっ！…えっ？待って…なんで？」



何も覚えていないみたい。
まぁそりゃあそうか。
熱も高かったんだし。


でも…少し気になることが。




浮「…紫耀くんは、、迷惑でしたか？」

平「え？」

浮「僕の家で、僕のベッドで寝て……僕と過ごしたこと…迷惑でしたか？」



なんか聞かずにはいられなくて。



平「そんなわけないよ。迷惑かけたの俺なのに、浮所を迷惑だなんて思うわけないし」

浮「ほんとですか？」

平「うん。逆にさ…ごめんな。迷惑かけて…。家にまで泊まらせてもらって…浮所のベッド横取りして」

浮「そんないいんですよ！光栄です！紫耀くんに僕のベッドを使ってもらえるなんて」



一生ベッド捨てられないと思う笑



平「…光栄って…笑…あっ、じゃあ俺帰るね…」

浮「あっ！まだ動いたらダメですって。病み上がりなんですから」

平「大丈夫だよ、少しフラつくくらいだから」

浮「ほらフラつくんじゃないですか！ダメですっ！」



すぐに無理をするのが紫耀くん。
もうわかってるから全てが力づく。


そして紫耀くんの肩を支えながらリビングに降りると、ふんわりといい匂いが漂っていた。



ガチャ

浮「おはよー」

母「おはよう。あらっ、紫耀くん！」



キッチンからエプロン姿の母さんがパタパタと走ってきてすごい自然に紫耀くんのおでこに手を当てている。



平「…えっ、、えっと…」

母「うん、だいぶ下がったわね。…あっごめんなさいね急に」

平「いえ、急にお邪魔してしまって……その上ご迷惑をおかけして、ほんとすみません」

母「いいのよそんなの！いつでも来てね」

平「はい」



最近は特に母さんが母さんでよかったって思う。
ほんとに感謝しないとな。



母「朝ごはんできてるから少し食べられる？」

平「あっはい、いただきます」



そして３人での朝食。

なんて変な画なんだろう。
俺と母さんと紫耀くんで食卓を囲んでるなんて。



平「ほんとにありがとな」

浮「お大事になさってくださいね」



その数時間後、マネさんが迎えに来て、紫耀くんは帰っていった。
母さんが「また来てね！絶対ね！」って何度も言ってた笑



俺にとってもいい思い出になったな。



end
ーーーーーー
『風邪(浮所飛高橋)』編、完結です。

RINAさんいかがでしたか？

今気づきましたが、嘔吐シーン入れてなかったですね…
ごめんなさいっ！
お読みいただきありがとうございました！

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