俺らが紫耀を守るから34

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知念side

大「よかった繋がって」

有「それまで見ててって言ってたね」

大「ですね。んー、でもこれから収録…どうしよう…」



永瀬くんから、昼過ぎくらいに迎えに行くからそれまで見てて欲しいって頼まれた俺たち。

ただみんな仕事があってなかなかそれも、、



有「俺ら交代で撮影じゃん？だからどっちかついとけるよな」

知「あっそっか。あっ、でも一緒の撮影の時はどうする？」

長「それってだいたい何時ごろですか？」

知「えっとー…１１時とかかなぁ」

長「じゃあ大丈夫です。俺ら確かその辺りに一度昼休憩入るんですよ。な？」

大「あっ！そうだった！」



というわけで、最初に大ちゃん、次に俺、そして大西くんと長尾くんという順番でついていることにした。

やっぱり一人にするのは心配だからね。



知「じゃあ大ちゃんお願いね！急いで終わらせてくるから！」

有「おー」

大「紫耀くんをお願いします」

長「あとで来ますので！」



みんな心配気に平野くんを見つめてから楽屋を出た。





有岡side

平「スー…スー…」

有「んー、どうしよう」



そばについていると言っても、特に熱があるわけではないし貧血だから俺には何もできない。
それに平野くん今は寝てるしね。



有「にしてもマジで顔色悪いな…」



ソファで横になる平野くんは真っ青な顔に目の下には隈。
キンプリってやっぱ忙しいんだな。
だって誰かしらは毎日出てるの見るもん。


俺らがいる時でまだよかったよ。



平「ん…」

有「平野くん気がついた？」

平「…有岡…くん…」



虚な目をまぶたの隙間から覗かせながら、目線が宙を舞っている。



有「どうかした？」

平「ぁれ……さっき……はぁはぁ……流星たちが…いた気がして…はぁ…」

有「あっうん。今は仕事しに行ってるけどもう少ししたら戻ってくるよ」



やっぱり話すのはしんどいのか、途中で呼吸が荒くなりながらもなんとか声を出しているって感じ。



平「…そぅ…ですか…」

有「平野くん、何か食べる？そもそも今日何か食べた？」

平「…ぃえ……昨日から…なにも…」

有「えっまじで言ってる？！それは倒れるって！飲むゼリーあるから少し飲もう」

平「…はぃ…」



背中を支えながらゆっくりと体を起こしてあげて、ゼリーを口元に持っていく。

本当に少しだけど飲んでくれた。



有「もう少し寝ときな」

平「はぁ…はぃ…」



そしてまた寝息を立て始めた。

そりゃあ２日も食べてなかったら倒れるって。

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