俺らが紫耀を守るから29

special day 紫耀２ ページ11

神宮寺side

神「見えてきたよー」

岸「うわすげぇっ！」

高「えっ、どこどこ？！」

平「海人邪魔だって！あっ、見えた！」



走ってきてようやく見えた海。



平「海とか久しぶりに見たなー！」

永「なんかいいよなやっぱ」

岩「癒されるよね」



最近は撮影でもあんまり海に来ることはなかったから。

浜辺まで来ると、みんなで車を降りて近くまで歩いていった。



永「さすがに足つけるのは寒いな」

岩「１月だからね」

平「見てるだけでいーじゃん」

高「え？」



気がつくと、紫耀は砂浜に座って目を瞑ったまま空を見上げていた。



神「ふっ、そうだな」



俺も隣に座って同じように空を見上げた。

目を閉じても隙間から入ってくる太陽の光に、心の中まで浄化されているような気分になる。



神「いい天気だな」

平「あったかいな」

高「なに２人してー。俺も入れてよー」

岩「俺も俺も」

永「じゃあ俺もー」

岸「俺も入れろよー」



海人たちも隣に座ってきて、６人で空を見上げるという変な画笑


平和だ。



平「んーーーーっ、はぁーー」

岩「寝っ転がったら汚れるよ？」

平「いいのー」



紫耀なんか服汚れるとか気にせず寝っ転がってるし。



高「じゃあさ、山手線ゲームしようよ！」

永「なんでやねん」

高「じゃあー、県の名前ね！れんからー」

永「なんで俺からやねん！めんどっ。じゃあー大阪」

神「東京」

岸「北海道？」

岩「なんでハテナついてんの？笑」



なんと平和なゲームをしているんだろうか。



岩「千葉。……次しょおだよー？」

平「スゥー…スゥー…」

岩「えっ、寝てるんですけど！」

神「またかよ笑」



いつのまにか寝てる。は紫耀の特技。

気持ちよさそうに寝てますわ。

みんなで紫耀の寝顔を覗き込んで笑った。


誕生日に海の見えるところでお昼寝ってどうなのよ笑



平「むにゃ…んんー…」

岩「ぷっ…」



まぁ本人が幸せそうだからいっか。



高「あっ見て見て！」

神「えっ？おー綺麗」



目の前には海にかかる、虹の橋。



高「しょお起きて！にじにじ！」

平「んぇっ、、うわぁー！虹だ！」



虹なんて久々に見たな。



平「俺さ」

神「ん？」

平「お前らとデビューできてよかった」

永「恥ずいわ。なんやねん急に」

平「ありがとな。今日一日俺にくれて」

岸「当たり前じゃん！メンバーだろ」

高「俺らも嬉しいもんね！」

岩「ね！」

平「ふっ、、そっか」



絆を再確認できた瞬間だったな。

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