俺らが紫耀を守るから29

バースデーちび紫耀３ ページ15

永瀬side

平「やったあ、おでかけ〜」

高「しょお嬉しいね！」

岩「楽しいね！」

平「しょお、おでかけすきっ！」



運転席に神、助手席に優太、その後ろに俺、そして最後列に海人、紫耀、玄樹。


おい、誰か俺の隣にも来いや。

３人でぎゅうぎゅう座っとるわ。



平「れぇん！」

高「しょっ、しょお！見て見てあれ！」

平「んっやっ…れんっ…」

高「ああっ！あれすごい！見てしょお！」

平「れんっれんっ！」



ぐずり出したらしく、俺の名前を呼びながら手伸ばしてる紫耀を海人がなんとか気をそらそうとしとる。



岩「しょお、もう着くからね。着いたら手つなご？」

平「…うん」



納得したらしい。



神「平日だから空いてるね」



駐車場はガラガラ。
これなら俺らも気兼ねなく回れる。



岩「しょお行くよー！」

平「いくー！」

永「それで寒ないか？」

平「さむない！…へっくし！」

永「これ巻いとき。よしっ」

平「あったかぁい」



寒ないとか言いながらくしゃみしてるから、俺のマフラーを巻いておいた。



岸「チケット買ってくるから待ってて」

神「ありがと。あとでお金渡すから」

岸「はいよー」



車で待ってたら優太がチケットを買ってきてくれた。

ケチな優太にしては気が効く。



平「いこー！」

岸「おー行こーぜ！」



玄樹と俺で紫耀を真ん中にして手を繋いだ。
海人が隣でブーブー言ってたけど。



神「んー、こう回っていくのがいいかも」



神はパンフレットを見ながらナビ係。



岸「こっちはクラゲの館だって！」

永「へー、凝ってんな」

平「うわぁー！」



建物に入ると少し薄暗くて、通路を抜けた先にゆらゆらと水槽を泳ぐクラゲたち。

なんか、照明とか当たってめちゃ綺麗。

クラゲええな。



岩「きれーい」

高「しょお、クラゲさん！」

平「くらげー！」



隣の紫耀は楽しそうに水槽を見てる。



神「これだけ集まると神秘的だね」

岸「こっちは深海魚らしいぞ！」



クラゲの館を出て深海魚コーナーに。

こっちもこっちで楽しい。



平「うわぁおおきい！」

岩「しょおくらいあるかもね」

平「ぼくよりおっきい！」

永「おっきいなー」



それからウロウロと回って、魚見て、サメ見て、ペンギンやらアシカやら。

どれもこれも紫耀は嬉しそうにはしゃいどった。



岸「イルカショー１３時からだって」

神「じゃあ昼飯にしよ」



それに合わせてレストランでランチ。
メンバーで水族館って俺ら仲ええな。

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