俺らが紫耀を守るから26

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高橋side

それからも毎日闘いの日々で。




平「はぁっ…はぁ…けほけほ…」

永「大丈夫大丈夫」

岩「しょお、深呼吸するよ」

高「しょおっ…大丈夫だからね」

岸「撮影っ！一旦待ってくれるって！」

神「岸くんありがと！」



大きな声や誰かの怒鳴り声が聞こえたり、スタッフさんが怒られている現場に遭遇したりすると、突然過呼吸を起こしてしまう。



平「はぁ…はぁ…」

岩「うん、落ち着いたね」



それもしばらく休ませれば大抵はすぐに落ち着く。
でもひどい時は、なかなか治らずに落ち着いたあとそのまま疲れきって眠ってしまうこともあるんだ。



平「…ごめん…」

神「しょう、謝らなくていいっていってるだろ？」

岸「スタッフさんたちもすげぇ心配してて誰も怒ったりなんかしてなかったから大丈夫だ」

平「…うん」



申し訳なく思っちゃうよね。
俺でもそうだと思うから。

特に紫耀の性格からしたら余計にね。



岸「撮影いけそうか？」

平「うん、大丈夫」

岸「じゃあ俺スタッフさん達に言ってくるわ」

神「俺も行くよ」

永「しょお、ほんまにいけるか？」

平「うん、ごめん。もう大丈夫だよ」

高「無理はしないでね」

平「うん」



何事もなく仕事に戻り、紫耀は過呼吸になってたなんて信じられないくらい、かっこよく堂々とした佇まいでカメラの前に立っている。

ほんと尊敬するよ。



平「ふぅ…」

高「うわっと。大丈夫？」

平「ああ、ごめん」



でもOKが出た途端、力が抜けたようにフラッと倒れてくるからびっくりする。

慌てて体を支えてそばの椅子まで連れて行った。



永「しょお大丈夫か？」

平「うん」

神「はい水。ちゃんと水分取らないと」

平「ありがと」



みんな過保護だから心配で心配でたまらなくてすぐに周りに集合。



岸「撮影ってあとどれくらいだっけ？」

岩「ソロ撮って、そのあと全員で撮ったら終わりだね」

岸「じゃああとちょっとだな！」



あと少し頑張れば終わる。

もう一踏ん張り。



ス「ではみなさんお願いしまーす」

６「「はーい」」

永「いくで」

平「うん」

高「しょお！肩組も！」

平「なんでだよ笑」



俺にとってはお兄ちゃんだけど、ちゃんと俺も支えるからね。


end
ーーーーーー
『過呼吸』編、完結です。

king_shoさん、いかがでしたか？

もっと上手く書きたかった…
最近色々と展開が枯渇してます…

ありがたいことに赤星もいただいて、もっと頑張らないとって引き締まる思いです！

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