13 ページ38
平野side
目が覚めたら部屋が真っ暗だった。
暗いの…やっ…
怖いっ…！
みんなっ、、みんなどこっ？！
平「はぁ、、はぁ…やだッ…み、、んなッ」
ポンポンっ
永「だいじょーぶ。俺がおるよ」
平「れぇ、、ん…？」
永「そう、れんやで。隣おるからな」
なんかあったかいと思ったら、廉が抱きしめてくれてた。
暗くて全くわからなかった。
平「ぇ、、ん…、、ケホケホッ…」
永「まだ咳でるな。トントンしといたるから」
抱きしめたまま背中をトントンしてくれる。
平「どこ…も、、いかなぃ？」
永「行かへん。だから安心して寝とき」
ふふ…やっぱ俺のお母さんみたいだ。
廉はいっつも俺がしんどい時にそばにいてくれる。
メンバーに体調のことなかなか言えなくて、一人熱出して苦しんでた時も、家に来てこうして抱きしめてくれたりしてた。
どれだけ助けられてきたかわからない。
平「れぇん…ぁりがとぉ…ケホッ」
永「なんや急に笑 恥ずかしいやん！」
だって、熱がある時くらいしかなかなか素直になれないからさ。
平「ケホッ…ケホケホッ…」
トントン
背中を一定のリズムで叩いてくれる手つきが優しい。
平「もっと、、ぎゅ、、して」
永「はいはい笑」
頭に手を添え、ぎゅっと抱き寄せてくれた。
平「へへ」
永「こんなんでええの？」
平「うん」
廉はよくわかんないみたいで、こんなんでええんかー、とか独り言を言ってる笑
こんなんとか言うけど、廉のパワーって本当にすごいんだから！
しんどかったのがスーッと楽になるの。
しばらくトントンされてたら、だんだん叩くリズムがゆっくりになって止まった。
平「ん？れぇ、、ん？」
永「スー…スー…」
平「れぇん？寝ちゃったの…？」
暗いからよく見えないけど、廉の寝息が聞こえてるから寝ちゃったんだな。
俺の看病でみんな休んでなかっただろうし。
眠る廉にさらにくっついた。
いつもはだいたい、俺が眠るまで廉は起きて横にいてくれて、俺が起きた時も廉がすでに起きてることが多いから、寝てる廉にくっつくのってなんか新鮮。
くっつきながら廉の寝息を聞いてたら、だんだん眠くなってきた。
平「ふぁ〜、、れぇん…あり、、が…と…」
そのまま俺も眠っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 390人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - りりりさん» 最新話の方にもメッセージくださってると思うのでそちらに返信いたしますね(^^) (6月13日 23時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
りりり - 更新楽しみにしてます。甘えたなしで、素のしょうくんに近い感じの雰囲気で高熱で倒れるお話をリクエストしたいですが、可能でしょうか？よろしくお願いします (6月13日 23時) (レス) id: 58c07711c4 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - しおりさん» しおりさん、コメントありがとうございます！確かに字だけ見たら似てるかもですね笑書き間違えてなくてよかったです^ ^ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 盗撮（引きこもり）が何故か強盗（立てこもり）に見えちゃって、ずっと、ん？って思って読んでたんですけど普通に読み間違いでした。恥ずかしい。 (2020年10月23日 18時) (レス) id: ad67d0436a (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - かなまるさん» かなまるさん！そう言っていただけてかなり救われました！笑 結構不安だったので。また良かったらリクエストくださいね♪これからもよろしくお願いします！ (2019年6月30日 18時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2019年6月15日 10時
