俺らが紫耀を守るから5

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岩橋side

今日は朝一からじんと仕事なんだよね。
でもまだ眠い〜…




ガチャ

岩「ふぁ〜…」

神「あっ、玄樹はよ」


いつもなかなか起きないじんがすでにソファにいる。めずらしい…


岩「おはよ。じんが先に起きてるなんてめずら…あれ、しょお？」



近づくとじんが紫耀を抱っこしてた。

少し息が苦しそう。
おでこに冷えピタ…


神「夜中に目が覚めて、廊下に出たらしょうが倒れてて、声かけたら急にしんどいって泣き出しちゃってさ。相当熱高いからそれでだったみたい」



熱出しちゃったんだ。
確かに顔も赤い。


岩「ほっぺ熱い…何度あるの？」

神「３９.５」

岩「たかっ…！」


俺らが話している間もずっとはぁはぁしてて、すごくしんどそう。


岩「しょお、お熱出ちゃったんだね。しんどいね」


優しく頭を撫でてやると表情が緩んだ。






でも…さ、、



岩「ねぇじん、俺らさ、、もう少しで出なきゃじゃん…。他の３人はまだ寝てるし、、しょおどうする？」

神「それなんだよな…。俺もどうしようと思ってて。しょう、そろそろ部屋行こ？」

平「はぁはぁ…やっ…(ブンブンッ)」

神「こうなんだよなぁ」



うーん…

仕方ないか…



岩「俺、岸くん起こしてくるよ」

神「それしかないよな。ごめん頼む」


確か今日オフって言ってたし。

起こすの可哀想だけど、この際仕方ない。




トントン
岩「岸くーん…」


部屋に入ると、やっぱりベッドで爆睡中。

まぁ５時だから当たり前か。


ユサユサ
岩「ねぇ岸くん。起きてー」

岸「んん…もうちょい寝かせてぇ…ムニャ」

岩「お願いがあるの！起きてよぉ〜」

岸「んぁっ？お願い…？ふぁ〜、、なにぃ」


寝ぼけながらも耳を傾けてくれた。


岩「しょおが熱出しちゃって、今はじんがリビングで見てるんだけど、俺らもう家出なくちゃいけないから見ててあげられないの。ベッドで寝るのは嫌なんだって。悪いけどバトンタッチしてほしい」


岸「…えっ、まじか…。昨日帰ってきてそのまま高熱でぶっ倒れちゃって。大丈夫そうだったから俺らみんな寝ちゃったんだよな…。やっぱ付いててやればよかった」



そうだったんだ。
昨日なかなか帰ってこなかったのはそのせいだったんだなきっと。


岸「わかった。俺が見てるよ」

岩「ごめんね。よろしく」


岸くんの表情が少し暗くなった。
きっと責任感じてるんだ…
岸くんいい人だからなぁ。



神「あっ岸くんおはよ。頼んでいい？」

岸「おう！」

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