俺らが紫耀を守るから5

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岩橋side

紫耀に吸引させようと試みてるけど、、


すぐに下を向いちゃって…
抱きしめたまま片手でやるのは無理だ…。


どうしよっ…
早く吸わせないと気を失っちゃうッ…




あっ！岸くんに電話っ！！



岩「しょおー、ちょっと待っててねぇっ……あっ岸くん！今すぐしょおの部屋きて！」

岸(へっ？ふぁ〜…どしたの？)

岩「いいから早くッ！！」

岸(えっわっ、、わかった！)



これで岸くんさえ来てくれれば。


平「ゲホゲホッ…はっ、、はっ…ヒュー…ゲホゲホッ」


やばい、、紫耀の唇、もう紫になっちゃってるよ。
目も虚ろで今にも気を失いそうだし…！





岸！まだかよッ！！





ガチャ
岸「はぁはぁ…玄樹！どうしたっ？！」

岩「岸くん！いいから手伝って！！しょおが喘息の発作起きちゃってやばいのッ！」

岸「まじかっ！！」



岸くんが駆け寄って来て覗き込んだ。


岸「唇の色、紫じゃん…。俺が吸引させるから玄樹押さえてて！」

岩「わかった！これ吸引器」

岸「さんきゅ。しょうー、すぐ楽になるからなぁ。お口開けれるー？」

平「やっ…はぁはぁ…ヒュッ、、ゲホゲホッ、、はっ…はっ…ヒュッ…ゲホッ」


岩「岸くん早くっ！」

岸「よし、いまだ！」シュッ



なんとか紫耀が少しだけ口を開けた瞬間、岸くんが吸引させることに成功。



平「はぁ、、はぁ…ゲホッ、、はぁはぁ…」

岩「もう大丈夫だよ。頑張って偉かったね！」


紫耀はもう完全に体力消耗しちゃってる。



平「はっ、、はぁ…は…」

岩「あれ、しょお？」

岸「気失っちゃったよ…」



高熱で耐えられなかったのか気を失ってしまった。


岸「てか、しょうの体熱すぎだろ…。とりあえず熱測ろ」


岸くんが紫耀の服をめくって体温計を挟む。





ピピピ


岸「これは……」

岩「えっ、何度？うそ…まじで…」







・






「４０.１℃」






・





岩「やばいよこれ。そりゃあ発作に耐えられなくて気も失うよ…」

岸「だな…。でも雨がまた強くなってるから病院にはいけねぇし」




気を失っちゃった紫耀をベッドに寝かせる。

頰には涙の跡…

胸がぎゅっと痛んだ。




岩「ごめん、、俺が廉のこと言っちゃったんだ。だから責任感じて発作起きて」

岸「そうだったんだ。でも玄樹のせいじゃねぇよ。気にすんな」

岩「…うん」





紫耀ごめんね…

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