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永瀬side
みんなから次々と帰れないメッセージが届き、誰も帰ってこれなくなった。
道路が冠水ってそんなやばいんや。
じゃあ今日は俺と紫耀だけってことか。
永「…ケホッ…」
やべぇ、、咳まで出てきた。
頭はガンガンして、ボーッとするし。
いや、まじで今はあかんて。
紫耀も寝込んでんのに…!
だるい体を動かし紫耀の部屋へ。
ガチャ
平「はぁ、、はぁ…ゲホゲホッ…はぁはぁ…」
紫耀の顔はさっよりも赤なってて、熱が上がっていることは明らか。
永「ちょっと熱測るなー…」
ピピピ
永「39.3…やっぱり39度いってもーたか。しんどいな」
頭を優しく撫でた。
………。
まぁないと思うけどな!
(ガザゴソ)
ピピピ
「37.3℃…」
うそやろ…勘弁してやぁ…
……忘れよ忘れよ!
こんなん薬飲んだら治るわ。
とりま、紫耀の冷えピタ取り替えて、俺はリビングのソファに寝転がってる。
なんかだるいわ…
でも紫耀はこの何十倍もしんどいんやんな。
・
永「…ん…」
いつのまにか眠っていたらしい。
永「さむっ…えっ…20時?!やばいやばいっ!しょおほったらかしてたっ!」
ダダダッ
ガチャ
永「はぁ…しょお…」
平「ゲホゲホッ、、はっはぁ…はぁ…ケホッ…はぁ」
永「顔真っ赤やん…冷えピタもめっちゃぬるい。しょおほんまごめん…」
俺は何をおちおち寝てたんや。
永「ケホッ…もう離れへんからな」
それからはベッドの横に座って、片時も離れることなくそばにいた。
永「汗すごいなぁ…。熱は…39.7か…」
全然下がる気配がなく、未だに上がり続けてる。
これ40度とかいかへんよな。
そうなってもこの台風じゃ病院に連れてってあげられへん。
深夜になっても俺は寝ずに、汗拭いたり、冷えピタかえたりせっせと看病した。
永「っくしゅ!…ケホケホッ…」
ただ俺の思いとは裏腹に、体のだるさがひどくなってきてて、、
熱上がってんのかな。
はぁぁ…ったく、、
平「はぁはぁ…ケホッ…ふっ、、ふぇぇ…」
永「……っえ、あっ、しょおどうしたのかな?」
ボーッと座ってたら紫耀が急に泣き出した。
平「ふっうぅ…はぁ、、はぁ…ヒック…」
永「しんどいんやな。ほら、おいで。…っしょ」
嗚咽を漏らしながら泣いている紫耀を抱き上げ、子どもをあやすように俺の膝にのせた。
永「しょお頑張って偉いなぁ。いい子いい子」
一緒にがんばろな。
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晴はる(プロフ) - りりりさん» 最新話の方にもメッセージくださってると思うのでそちらに返信いたしますね(^^) (6月13日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
りりり - 更新楽しみにしてます。甘えたなしで、素のしょうくんに近い感じの雰囲気で高熱で倒れるお話をリクエストしたいですが、可能でしょうか?よろしくお願いします (6月13日 23時) (レス) id: 58c07711c4 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - しおりさん» しおりさん、コメントありがとうございます!確かに字だけ見たら似てるかもですね笑書き間違えてなくてよかったです^ ^ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 盗撮(引きこもり)が何故か強盗(立てこもり)に見えちゃって、ずっと、ん?って思って読んでたんですけど普通に読み間違いでした。恥ずかしい。 (2020年10月23日 18時) (レス) id: ad67d0436a (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - かなまるさん» かなまるさん!そう言っていただけてかなり救われました!笑 結構不安だったので。また良かったらリクエストくださいね♪これからもよろしくお願いします! (2019年6月30日 18時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2019年6月15日 10時