俺らが紫耀を守るから51

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永瀬side

永「交代するわ」

岸「あっおう！」

神「よろしくね」


少し仮眠をとり、交代のために紫耀の部屋へ行けばじんと優太がおった。


永「しょお起きた？」

岸「うん、さっき起きてまた寝たよ」

永「そっか」


まだ目が覚めてないんかと思ったからよかった。

まぁまた寝たってことはしんどいんやろうな。


神「れん、ほんとに一人で平気？」

永「うん、全然平気」

岸「なんかあったら起こしにきてね」

永「おう！おやすみ」


2人と交代しベッドの横に座った。

ほっぺは真っ赤で触れてみればまだまだ熱い。

冷えピタも替えとこか。


ピタッ


平「…ん」


やべ、起こすとこやった。セーフ。


永「ふぅ」


スマホをいじったりゲームしながら様子を見てた。

てか、マジで撮影中急に倒れた時はびっくりしたんやからな。

意識もハッキリせんしずっと苦しそうで。


ごめんな、気がついてやれなくて。
たしかに今思えばいつも騒がしい紫耀が静かやった。


平「…んん、けほっ」

永「早よよくなろうな」








平「ゴホッ…ゴホゴホゴホゴホっ…」


んん…なんやぁ…


平「げほげほっ…喉いて…」


ん？これって…


永「しょお、大丈夫か？」

平「けほっ、、れぇ…ん…」

永「ん？しんどいか？お水飲む？」


いつのまにか寝てしまってて、聞こえてたのは咳き込む紫耀の声やった。


平「…れ、、ゲホゲホっ…いま、、何時…」

永「え？えっと、、３時やで」

平「廉も…早く寝て…」

永「いいの、俺交代したばっかやし」


自分がしんどいくせに人の心配ばっか。


平「…けほっ……」

永「もししんどなったりなんかあったら起こしてくれてええからな」

平「…ん」


咳き込むのが少しでもマシになるように、布団に手を入れ熱々の背中をそっとさすった。




平「…スー…」

永「寝れてよかった」


それにしても背中あっついな。

病院で39.5やったやろ。
今何度やこれ。


起こさないようにそーっと脇に体温計を挟んでみた。

点滴してるし少しは下がってるはず…


永「…ああ、、まじか」


39.0ぴった。

全然やん。


平「ゲホゲホっ…」

永「あっ」


寝てても咳き込むんか。

俺には背中をさすってやることしかできないから、しばらくさすり続けた。


永「ふぁっ…」







永「…ぇ？…やべっ！寝てた！」


目が覚めたのは部屋が明るくなってきた頃。
もう朝やん。


永「ん？あ笑」


手に違和感を感じ見てみると、、


紫耀にめっちゃ手握られてた笑

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