6 ページ49
平野side
平「はぁっ、はぁっ…ゲホッ…はぁ…」
男が部屋から出て行ってから、なんとか足かせを外そうとしてみたり、水槽を壊そうと叩いてみたりしてたけど、、体力を使いすぎたみたい。
足の力が抜けて、水の上に座り込んだまま動けなくなった。
平「……この、ままじゃ……おれ…」
息もしんどいし、ものすごく寒くて震えは止まらないくせに顔は異様に熱い。
このままじゃやばいってわかってるのに…
立てねぇ…
平「ﾊｧｯ…ゴホッ…ﾊｧｯﾊｧｯ…」
みんな…助けて。
男「なんだ諦めてんじゃん笑」
平「……っ！…てめぇ…」
いつのまにか戻ってきていた男は、気持ちの悪い笑みを浮かべて立っていた。
男「座り込んじゃって、風呂にでも入ってるんですかー？あはははっ！！」
こいつ、頭おかしいって。
平「…出せ……こんな、ことして…ただで…ﾊｧｯ…」
男「喋ることもままならないくせに何言ってんの？強がっちゃって」
平「…はぁ、はぁっ」
今の俺は男を睨みつけるだけで精一杯。
男「つまんねぇなぁーー！！！…早くくたばれ。あはははっ！！まぁ頑張ってねー」
感情の起伏が全く読めない。
ただただ薄気味悪い。
平「…逃げ…なきゃ…」
ガシャ…
力を入れて立ち上がり、上に手を伸ばす。
少しでも水から離れないと。
こんなとこで死ぬわけにはいかない。
岸side
岸「しょうーー！」
永「しょおどこやーっ！」
廉と外を走り回って探してる。
熱があったから病院に行ったのかもと思って通りかかる病院全てに行ってみるが空振り。
そもそも病院嫌いの紫耀が一人で行くわけないか。
でもそれなら、なんで外に…
永「誘拐…」
岸「え？」
永「鍵が開いてた……ってことはさ、、誘拐…とか…」
岸「……ぇ…」
誘拐……まじかよ…
永「…あっ！」
岸「えっなに？！」
永「そうやんか！」
岸「えっ、れんっ？！」
何か閃いたのか突然走り出した廉の後を追う。
岸「なぁっ、どうしたんだよ！」
永「…これやっ！」
岸「…え？……まじか！」
廉が指さしたのは、、防犯カメラ。
岸「えっ、いつのまに？！」
永「この前俺がオフの日に警察の人が家来てさ、この辺で空き巣が多発してるので防犯カメラ増やしましたって言っててん！」
岸「まじかよ」
これに犯人が映ってれば…
ーー
４５章もありがとうございました！
あっという間だったな。
皆さまからのコメント、ハート、お星様に元気をもらってます(*^^*)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 205人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
岸くん推し - 晴はるさん，ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2023年2月26日 9時) (
レス) id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 岸くん推しさん» 岸くん推しさん、リクエストありがとうございます！かなりリクエストが溜まってしまってるのでお書きするのにお待たせしてしまうかもということだけご了承いただけると幸いです！！！岸くんにうつる展開でお話考えてみますね(*^^*) (2023年2月25日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
岸くん推し - 晴はるさん，返信ありがとうございます！では，紫耀くんがインフルエンザになってしまい，それが看病をしていた岸くんにうつってしまうお話が読みたいです！よろしくお願いします！ (2023年2月25日 10時) (レス) id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 岸くん推しさん» 初めまして！コメントありがとうございます^ ^基本的にはタイトルにあるように紫耀くんが弱ります。読んでくださる方も深紅担さんが多いと思うので。ですがたまにメンバーが熱出して紫耀くんがうつるとか、看病したメンバーが倒れるとかは書くことはあります！ (2023年2月24日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
岸くん推し - はじめまして！楽しく見させていただいています！これって紫耀くん以外のメンバーが弱ってしまう物語も書いていただけるのでしょうか？ (2023年2月24日 21時) (レス) id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2023年1月15日 19時
