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永瀬side
平「…ごめっ…」
永「ううん、ええんやで。これからはしんどい時もちゃんと甘えてな。しょおは一人ちゃうんやから」
平「…うん、ありがと」
素直に頷いてくれた紫耀にホッとして、抱きしめながら背中を撫でた。
大丈夫大丈夫、ちゃんとそばにおるから。
無理はしやんといてな。
平「…でも、、なんで戻ってきてくれたの?」
永「え?あー…なんとなく、、一人にしたらあかん気がしたから」
平「え?」
永「…んー、、なんていうか……ほんまは一人になんてなりたくないんやないかなって」
平「…へへっ、、やっぱれんにはバレちゃうね」
そりゃあわかるよ。
どんだけ一緒におると思ってるん。
紫耀のことなんか丸わかりやわ。
永「ほら、横なり?しんどいやろ?」
平「ん…」
まだ顔色は良くないし、点滴したとはいえきついに決まってる。
体を離してそっとベッドに横にさせた。
永「寝てええからな」
平「…うん」
永「目閉じひんの?眠いやろ?」
平「…」
ん?
なんやろ、なんかすごい布団からのぞいてる目が不安げに揺れてるんやけど。
眠そうやのに目瞑らへんし。
すごい、、見られてるんやけど。
永「え?どしたん?」
平「…れん、」
永「ん?」
平「…あの……寝ても……いる?」
永「え?」
あっそういうことか。
寝たら俺が帰ってしまうと思って…
永「ふっ…アホやなぁ。ここにおるよ、ちゃんと」
平「…ほんと?」
永「ほんまにおる。せやから安心して寝な」
平「…うん」
俺がそう言うと、安心したのかようやく目を閉じた。
永「おるからな」
そして布団の上からトントンと叩く。
紫耀がこれに弱いのは長年の経験でようわかってる。
みんなにも言われるくらいやし。
しばらくすると力が抜けたんか表情が穏やかになって、寝息が聞こえてきた。
永「相変わらず寝顔だけは幼いんやから」
昔から変わらへん紫耀の寝顔。
辛そうな姿も何回も見てきたけど、落ち着いて寝れてよかった。
ガラッ
マ「あっ、、永瀬…いたのか」
永「マネさん…」
そういえば、、さっき俺酷いこと言って飛び出したんや。
マ「平野寝れたんだ」
永「はい」
マネさんはそっと俺の隣の椅子に座った。
永「マネさん、、さっきは…ごめんなさい」
マ「ううん、俺も…悪かった」
永「いつもしょおを支えてくださって、ありがとうございます」
マ「永瀬……。ふふっ、いいえ」
マネさんとも仲直りできた。
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晴はる(プロフ) - ピーさん» ピーさん、ありがとうございます(*^^*)37章のですね!お話また考えてタイミング見て書いてみます(*´∀`*) (2022年10月25日 0時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ピー(プロフ) - はい!37章のです!!よろしくお願い致します^ ^ (2022年10月25日 0時) (レス) id: 4f77c60873 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 朝日奈未来さん» 未来さん、リクエストありがとうございます!クロサギの撮影中にってことですかね?承知いたしました!リクエスト溜まり中なので放送中に書くのは難しいかもですが、お話考えてみますね(#^.^#) (2022年10月24日 18時) (レス) id: 5b86a9a166 (このIDを非表示/違反報告)
朝日奈未来 - 久しぶりにリクエストいいですか?平野くんがクロサギで高熱を出してしまいそれで倒れてしまいます女優の黒島結菜さんもなど出てほしいです (2022年10月24日 18時) (レス) id: bb68a0d61a (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 朝日奈未来さん» みらいさんお久しぶりです〜!!クロサギよかったですよね(^O^)/紫耀さんの演技に泣きそうになりました!毎週金曜が楽しみです(#^^#) (2022年10月24日 18時) (レス) id: 5b86a9a166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2022年9月17日 12時