存在感0の椚ヶ丘中学校3年E組雫目くん (ページ1)

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PROLOGUE ページ1

物心ついたときから
家族以外誰にも気づいて貰えなくなっていた
それと同時にサッカーが大好きだった

誰にも気づいてもらえなくなったとき
とても寂しかった
もちろん気づいたら誤ってくれた
でも、何時しかそれが日常になっていた

そんな中、俺の父さんこと雫目健太
元サッカー日本代表選手
もちろん俺の存在感がないのも知ってた
だから言えたのだろう
「A、デメリットとは時にメリットと化す。」

もちろん、そう言われても
4歳の俺に分かる訳もなく
そんな、悩んでいるとき
俺の母さんこと雫目琴菜は
こう言ってくれた
「なら、Aが好きなサッカーで
デメリットをメリットに変えてみたら?」

そんな母さんの言葉に
俺は頼った

もちろん、最初こそどんなふうにすればいいのか
分からなかったが、次第にどんなふうにするのか
分かるようになった

そして俺は、とあるサッカー教室に
入った
そこで、とあるやつに言われた
「お前、どっから出てきたんだよ!?
しかも何だよあのゴールの仕方！?」
なんか嫌なこと言われそうと思った俺はとっさに
耳を塞ごうとしたが
手を抑えられ
「お前、、、、
すげぇよ！！」
もちろん言われた俺は理解することができなかった
「だって！あんなとこでシュート決めようとしていても
誰にも気づかれなかったんだぞ!?
もはや、ノエル・ノア様級だぞ!!!!!!!!!!!」
そう言われた瞬間顔が熱くなった気がした
「顔赤いけど大丈夫か？」
きっと、初めて家族以外で褒めてもらえて
嬉しかったんだと思う
『あ、だ、だ大丈夫!!!』
「良かったー。あ、俺潔世一！お前は?」
『あ、雫目A』
「そんじゃあ、A！これからよろしくな!」
その時、俺に初めての友達ができた