デジャヴュ ページ5
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酷く疲れていた。パチリと目を開けて周りを見渡すと、矢張り自分の部屋ではない。一度来たことのある部屋だ。
前回と違うのは、着替え用の服が用意してある事と、酒による記憶の混濁が見られない事だ。記憶が無ければどれほど良かったろう。
「ん？起きたか」
隣でモゾモゾと動く男。少し掠れた低い声が耳を擽る。
にんまり、まさにその表現が似合うように顔を歪める男は、さも満足気に私の髪を指で梳いて唇を寄せた。
互いに服は着ておらず、物的証拠は無いがこれは、ほぼ、確定済みだ。
「うわぁ、最悪」
もう二度とすまいとした過ちを繰り返すなんて。しかも、何処の馬の骨とも知らぬ、同じ相手に。
私の人生お先真っ暗じゃあないか？これでは真っ当に生きていけない。どこかの繁華街で水商売をするような女に成り下がってしまう。
嫌だ。私は、女としての矜持を捨てたくはない。
男が私の顎を掴み無理矢理目を合わせた。男は、幾分か気を悪くしたような顔をしていた。私だって、相当機嫌が悪いというのに。
「手前……最悪だと？」
「だってそうじゃないですかぁ…。純潔奪われた上に、また、こんな」
「おい、今回は俺から誘ったが前回は……」
「あーあーあー！！云わないで！！！」
くつくつと笑う男。前に見たニヒルな笑みではなく、無邪気な少年のような幼さを残す笑み。
なんだ、そんな顔も出来るのかと呆気に取られていると、「なんだよ」と眉を潜めて大人の色気を出すからずるい。
そそくさと用意された服に袖を通し、手櫛で髪を整える。
「兎に角！私はもう帰ります！！服ありがとうございましたっ」
「なっ、おい！待てって」
「私は、名も知らぬ男とこれ以上関係を持ちたくないんです！！さよなら！！！」
確かに新しい事に挑戦するのは私の人生の指針であるが、求めているのはこんなものじゃ無い。
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�鶻���(プロフ) - 雨雲さん» 有難う御座います！！以前からということは前作も御覧になって頂けてるのですね、嬉しいですっ！身体の心配有難う御座います。非常に拙い文章ですが、これからも応援して頂けると幸いです。 (2017年3月5日 9時) (
レス) id: 2d5901922f (このIDを非表示/違反報告)
雨雲(プロフ) - 以前から貴方様のかくお話がとても好きで今回もとても素敵です！続きを楽しみにしております、お身体に無理のない程度に頑張ってください応援しております (2017年3月2日 10時) (レス) id: 7502a30552 (このIDを非表示/違反報告)
�鶻���(プロフ) - 和さん» 有難うございます！！劇場版楽しみすぎます……。文スト仲間居るのですが、推しが全く違うので少し悲しいですね(笑) (2017年2月21日 21時) (レス) id: 2d5901922f (このIDを非表示/違反報告)
和 - すごく面白いです！劇場版すごい楽しみです！！文スト仲間出来たらいいのに…リアルで (2017年2月21日 18時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
�鶻���(プロフ) - 蝉さん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けてとても嬉しいです。成る可く短いターンで更新できるよう頑張ります(^^) (2017年2月12日 23時) (レス) id: 2d5901922f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：�鶻��� | 作成日時：2017年2月7日 22時
