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そう言えばエマは頷いてくれる。
『気をつけてね。』
「Aもね。」
その言葉を最後にエマは走り出した。
その後ろ姿を見送りながらわたしも前を見据える。
そして、浴衣の裾に手をかけ上へまっすぐ引き裂いた。
腰の横あたりで結べば先程よりは大分動ける。
短パンを履いてきて正解だった。
そのまま足を軽く蹴り上げてみる。
うん。大丈夫。
これならやれる。
たけみっちの方に目を向ければ愛美愛主のひとりが殴りかかろうとしているのが見えた。
その瞬間、わたしは走り出す。
迷う事なく戦場を突っ切り
まっすぐたけみっちとドラケンの元へ向かう。
「オラァァァァ！」
「!!」
(…間に合えッ、)
わたしはそのままたけみっちの前で止まり、殴ろうとたけみっちに向かっていた愛美愛主の拳を受け止めた。
「！？」
「……Aさん！？」
そしてその拳を掴んだまま更に殴りかかろうとしている奴の方に投げ、ふたり同時に蹴りを入れる。
地面に倒れて動かなくなるふたり。
「…こんのッ、」
標的をわたしに変えた奴らが殴りかかってくる。
それを避けつつ蹴りを入れていけば
地面に転がる愛美愛主はあっという間に増える。
「つ、強ぇ…」
ドラケンを背負ったままこちらを見ているたけみっちに叫ぶ。
『たけみっち！エマとヒナちゃんが救急車を呼んでくれてる。
ここはわたしが引き受けるから、早く行って！』
「え、でもっ、！」
わたしはたけみっちに背負われたドラケンへ視線をうつす。
風貌は物凄く怖いくせに、中身は良心の塊で。
その大きな心で東卍の事を見守ってくれるドラケン。
わたしの事もいつも気にかけてくれる。
ドラケンは東卍に必要だ。
それに、何より。
ドラケンは絶対に居なきゃだめだ。
エマのそばにも
マイキーのそばにも。
『ドラケンを、お願い…！』
「……はいッ！」
歩き出したたけみっちを背に愛美愛主と向かい合う。
『絶対にここは通さない。』
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Tmwixx(プロフ) - 奏さん» 更に返信頂いてありがとうございます!!!!励みになります!!頑張ります(๑و•̀ω•́)و (2022年10月30日 14時) (
レス) id: b0a6614095 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - Tmwixxさん» 姫なら……破け、る…www読むにきまってます！更新待ってますから！頑張ってください！ (2022年10月30日 12時) (レス) @page20 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
Tmwixx(プロフ) - 奏さん» 奏さん!!コメントありがとうございます!!嬉しいです!!浴衣……破れ…るんでしょう！姫なら!!笑引き続き楽しんで頂けたら幸いです!!これからもよろしくお願いします┏○ﾍﾟｺ (2022年10月24日 21時) (レス) id: b0a6614095 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - めちゃくちゃ良かったです！浴衣って破れるもんなの…？頑張ってください！更新待ってます！ (2022年10月24日 9時) (レス) @page10 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tmwixx | 作成日時：2022年10月21日 22時
