#10 ページ36
マイキーのその言葉に何故かわたしの心があったかくなる。
気づけばわたしもマイキーのあとに続いていた。
『わたしも！とんだおバカさんだけど、大好きだよ！』
「…A、それ気に入ったの？」
『それ？』
「とんだおバカさん？」
『…バレた？だってなんかピッタリなんだもん。』
マイキーはたけみっちを視線を戻す。
「たけみっち。頼まれてくれるか？」
マイキーのその言葉にたけみっちは立ち上がって答えた。
「はい！マイキー君の頼みならもちろん！」
その答えに笑みがこぼれる。
なんでだろう。
たけみっちなら圭介を連れ戻してくれそうな気がする。
「でも、一個だけ…俺からも頼み事していいっすか？」
「ん？なに？」
「…稀咲を…稀咲を…東卍からハズして下さい！」
『!!』
「あ？」
「なんであんな奴東卍に入れたんすか？理由は説明出来ないすけど、あいつはヤバいんです。
あいつは…！稀咲は、この先絶対に東卍を駄目にしますよ！」
そうマイキーに必死に話すたけみっちは
なにかとても切羽詰まっているように見えた。
たけみっちは、稀咲の事を何か知っているのだろうか。
『…』
マイキーは少し考えたあと、立ち上がってたけみっちに言った。
「いいよ。」
「え！？いいの？」
マイキーにタメ口になってるたけみっち。
相当予想外だったんだろう。
たけみっちおもしろい。
「近いうちに芭流覇羅とぶつかる。それまでにオマエが場地を連れ戻せ。オマエが稀咲より役に立つ奴だと証明しろ。」
「…」
「稀咲がやべー奴なのはオレも分かってる。同時に稀咲の力も認めてる。東卍のこの先に稀咲の力は必要だ。」
『…』
それは圭介より大切な事なの？
って言ってしまいそうになった。
マイキーは夢のために
東卍の未来のために
全体を見て考えている。
東卍の総長なら、
天下を獲るのなら、
マイキーの言っている事は正しいんだと分かる。
…だけど。やっぱりどうしても引っかかる。
「オレに貢献しろ、たけみっち。オレに交換条件を出したんだ。失敗したら…殺す。」
そうマイキーが少しの殺気を込めて言えばたけみっちは息を飲む。
うちの総長は怖いなぁ…なんて思っていると、
マイキーが声を張り上げた。
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Tmwixx(プロフ) - 奏さん» 更に返信頂いてありがとうございます!!!!励みになります!!頑張ります(๑و•̀ω•́)و (2022年10月30日 14時) (
レス) id: b0a6614095 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - Tmwixxさん» 姫なら……破け、る…www読むにきまってます！更新待ってますから！頑張ってください！ (2022年10月30日 12時) (レス) @page20 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
Tmwixx(プロフ) - 奏さん» 奏さん!!コメントありがとうございます!!嬉しいです!!浴衣……破れ…るんでしょう！姫なら!!笑引き続き楽しんで頂けたら幸いです!!これからもよろしくお願いします┏○ﾍﾟｺ (2022年10月24日 21時) (レス) id: b0a6614095 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - めちゃくちゃ良かったです！浴衣って破れるもんなの…？頑張ってください！更新待ってます！ (2022年10月24日 9時) (レス) @page10 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tmwixx | 作成日時：2022年10月21日 22時
