#2 ページ16
ピンポーーーン
『…』
家のチャイムの音で目が覚める。
時計を確認すれば既にお昼をまわっていた。
ピンポーーーン
とりあえず出ないと。
重い体を引きずって画面を確認する。
そこにいたのはマイキーと三ツ谷。
そのままボタンを押せば開いた扉からマンションに入るふたりの姿が確認出来る。
ベッドに戻るのも面倒なのでこのままソファーで待ってる事にする。
少しすれば玄関の開く音が聞こえてくる。
「A、入んぞー。」
三ツ谷の声に返事する元気もなく、そのままソファーでふたりが来るのを待っていると、すぐにふたりがリビングへ入ってくる。
「A平気か？」
私をみつけたマイキーがそう言いながら自分の手をわたしのおでこにあててくる。
(冷たくて気持ちいい……)
マイキーの手はいつもちょっと冷たいので
今のわたしにはとても心地いい。
「あっつ！A熱い！」
(そりゃ熱あるからね。多分さっきより上がってる気がするし。)
会話をする元気がないので、心の中で返事をする。
「どれ？」
そういって三ツ谷もわたしのおでこに手をあてる。
三ツ谷の手はあったかいんだなぁ…
ボーッとする頭でそんな事を思う。
「これ相当あるな。体温計は？」
テーブルの上にある体温計に視線を落とす。
と、三ツ谷は体温計をとってわたしに差し出した。
「計ってみろよ。」
目線だけで察する三ツ谷はやっぱり凄いな。
さすがわたしのママだ。
なんて事を思いながら体温計を受け取り脇の下にさす。
ピピッピピッ…
“39.5度”
『…』
「何度だった？」
手を差し出している三ツ谷に体温計を渡す。
「…まじかよ。」
「何度？」
そう言ってマイキーは体温計を覗き込む。
「39.5度ってオレ初めて見た。」
あぁ、39.5度なんて久しぶりに見たな。
…わたし初めてかな、こんな熱出たの。
物凄い気分が悪くなってきた。
わたし…死ぬのかな……
「薬は？飲んだ？」
三ツ谷の問いに首を振って答える。
「とりあえず腹に何か入れないと薬飲めねぇから、キッチン借りるぞ。Aは寝てろ。」
その言葉と同時に体が勝手に浮き上がる。
突然の浮遊感にびっくりしつつも体がついていかない。
何事かと思っていると、マイキーの声がすぐ近くから聞こえた。
「はい、Aはベッドね。」
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Tmwixx(プロフ) - 奏さん» 更に返信頂いてありがとうございます!!!!励みになります!!頑張ります(๑و•̀ω•́)و (2022年10月30日 14時) (
レス) id: b0a6614095 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - Tmwixxさん» 姫なら……破け、る…www読むにきまってます！更新待ってますから！頑張ってください！ (2022年10月30日 12時) (レス) @page20 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
Tmwixx(プロフ) - 奏さん» 奏さん!!コメントありがとうございます!!嬉しいです!!浴衣……破れ…るんでしょう！姫なら!!笑引き続き楽しんで頂けたら幸いです!!これからもよろしくお願いします┏○ﾍﾟｺ (2022年10月24日 21時) (レス) id: b0a6614095 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - めちゃくちゃ良かったです！浴衣って破れるもんなの…？頑張ってください！更新待ってます！ (2022年10月24日 9時) (レス) @page10 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tmwixx | 作成日時：2022年10月21日 22時
