ヒメ【東京リベンジャーズ】番外編 (ページ8)

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親友なら一虎を止めてよ、圭介！

でもわたしも知ってる。
こうなった一虎は引かない。

『グリグリしない？ガシャン！ってやった後、グリグリとかしない！？』

「んー、それはどうかなぁ？」

わたしの質問に笑顔で答える一虎。

『……ほら！やっぱり駄目だよ、この人！』

「ははは、しねぇーよ！つーかどうやってグリグリすんだよ？」

『…』

分かってる。
一虎は引かない。

でも、踏ん切りがつかない。

そんなわたしを見かねたマイキーか声をかけてくれる。

「大丈夫だ、A。一虎はオレのだから、一虎が開けるってことはオレが開けたって事だ。」

『…ん？……うん？』

ごめん。マイキー。
今のはちょっとよく分からない。

「てか、自分より大きな男には余裕で突っ込んでいくくせにピアス開けんのは怖ぇのな。」

パーちん、それとコレとは別物だよ。

『だって、穴開けるんだよ？体に穴を！』

「じゃ、なんで開けんだよ？」

『だから、気合いだって言ってんでしょ！？』

「てめぇはいつも俺にだけ喧嘩ごしだよな！？」

ごめんね、圭介。

こちとら平常心を保つのに必死なのだよ！

「んじゃやるぞー」

『ちょ、待って！』

なんでそんな急かすの。

一虎がやってくれるのはもうしょうがないとして、
心の準備をさせて！