【おそ松さん】6つ子とひとつ屋根の下 (ページ3)

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2.可愛い弟子(師匠side) ページ3

師匠side

「あんらよぉ～なんれかっれにきめるんらよ～！！はげー！！」

チ「あーあー、でろでろじゃねえか、どうすんだよ」

師「こいつの酒癖が悪いのは今に始まったことじゃないだろ」

チビ太がやれやれといった様子でおでんをだしてくれる

チ「そーいえばこいつを預ける家決まってんのか？」

師「それがまだなんだよなあ～、ふはは」

チ「おまえ……」

いやそんな呆れた顔で見ないでよチビ太

俺も若干そう思ってるから

チ「あ、そーいや」

師「ん？」

チ「あいつらんとこの両親がしばらく海外行くって聞いたなあ…」

師「なんだその面白そうな話は聞かせろ」

目をキラキラさせながら言うとチビ太ははぁとため息をついて渋々話し始める

チ「この近くに松野って家があるんだが、知ってるか？」

師「いや、知らん」

チ「結構有名なんだが、その家男の6つ子がいてよ、全員成人してるのにニートなんだわ」

師「強烈だな」

想像もつかない、ご両親大変だな

チ「そこの両親がたまたま商店街の福引きで一年間の世界一周旅行を当てたらしくてな、一年間家を留守にしなきゃいけないわけよ」

師「ふんふん」

チ「あいつら母親の腹の中にモラル全部置いてきたみたいな暴れん坊だからよ、保護者がいなきゃ何するかわからねえって近所全体が冷や冷やしてんのよ」

ほぅ

これは

師「ちょうどいいじゃねえか」

チ「は？」

師「こいつそこん家送りこもう」

チ「お前、俺の話聞いてた？」

師「聞いてたよ、こいつならそんな奴らなんてことねえよ」

ぐいっと一気に日本酒を煽って席を立つ

チ「お、おいどこ行くんでぃ」

師「ちょっくらそのお宅に話つけてくらぁ、こいつの様子見ててくれ」

チ「え、ちょ、おま、ほんとに……」

俺はチビ太が止めるのも聞かずなぜかわくわくしながら暖簾をくぐって松野さん家に向かった