【ハイキュー】今日から烏野高校の教師になりました。

生徒３９「過去の逃亡者」 ページ40

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鳥「スターティングオーダーはこれでいく」


日向を思いっきり説教した次の日、いよいよ音駒に向けてレギュラー編成が発表された。

ウィングスパイカーの澤村
ミドルブロッカーの日向
ウィングスパイカーの田中
ウィングスパイカーの東峰
ミドルブロッカーの月島
MBと交代でリベロの西谷
そしてセッターの影山



鳥「勝つのは繋いだほう。このメンツでどのくらい闘えるのか...烏の宿敵、猫との勝負だ！」


「「「うっす！」」」



なるほど、新しく組み直したのか。
それにしても、鳥養さんはこの決断をするのにかなり悩んだろうな。

チラリとベンチの方を見た。

3年生の菅原は最後の学年だ。今レギュラーに選ばれないと厳しいはずなのに、今の彼は闘志を向き出しにして諦めていない。

昨日どこか迷いのあった顔は凛々しくコートにいるメンバーを見つめてる。
烏野にいる最強のメンツを認めてると言ってもいい。だけど虎視眈々とその場所をいつまで狙えるように腰を据えてる。



「心配は無用みたいだね」


今日の練習が終わり、私の杞憂もなくなったことでスッキリとした1日を迎えられた。

体育館を片付けてる最中、東峰と西谷と縁下がなにやら面白いことになってる。



縁「あの旭さん、俺ずっとひたむきにやってきたわけじゃないです。一度逃げ出したこともあるし、だから」


西「心身共にエースより強くなったら、正々堂々旭さんからレギュラー奪いますよ。なぁ力？」


縁「えっー？！そこまで言ってない...」



縁下がシリアスな空気を出したのに、それ壊す西谷はやはり天然だ。しかもかなり内容を膨張してエースの東峰に告げてる様子から彼は本気でそう思っているのだろう。



西「あぁ、レギュラー奪われるとしたら先に龍か」


田「上等だこらぁ！かかってこいや縁下！」


縁「西谷〜！もういいからやめろって！」



今度は田中に目をつけられた可哀想な縁下に思わず笑ってしまった。
西谷は相変わらずシリアスクラッシャーというかなんというか。もう少し控えめに言いたかっただろうが、西谷の言葉を否定しないのだから根本的に言いたかったことは合ってるのだろう。



「逃げ出した、か」



無関係ではない言葉が頭に残る。

部活によくある話だ。
途中からいなくなったり、退部したり、幽霊部員になったりするのは珍しくない。

ただ、真面目な縁下がそんな事をするようには見えないから少し驚いた。

まぁ私も人のことを言える立場じゃないけどね。


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