生徒３４「バレー部合宿開始」 ページ35
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あれから特別なこともなく、しっかり影山を家まで送り自分の家に帰宅した。
狭いアパートに物が散乱してる部屋は家主の性格が物語ってる。
「あー、疲れたぁ...」
明日からゴールデンウィークだというのに、バレー部は合宿なんて私を殺す気か？
せっかくの休み...いやでもわざわざ職員室にいたのは明日の合宿のためだし色々考えないでおこう。
夕飯食べて、風呂入って、それから...
「あぁダメだ、頭が回らない」
こういう時はアルコール摂取だ。
冷蔵庫に常に常備してある梅酒を出してゴクゴクと喉を鳴らして豪快に飲む。
でも最近本当に疲れていたんだと思う。
休日なんてほとんどゴロゴロ寝ていただけだし遊びに行くほど気力もなかった。
「明日から一日中バレー...昔なら喜んでたのに大人になると面倒この上ないな」
適当にテレビをつけながらお酒とおつまみを食べていた私は少しずつ意識が薄れていくのを感じた。
というか合宿だから私も泊まるのかな、武田先生にあとで聞かなくちゃ...
そして微睡へと思考が溶けていった。
ヴーヴー、ヴーヴー
「うるさっ...」
頭にガンガン響く音に、いつもの目覚ましと違う。
起き上がってボサボサの髪のまま音の出所を探す。
ぺたぺたと布団を触ってめくると、スマホから着信がかかってきた。
「はい、もしもし...」
明らかに頭の回ってない状態で電話に出た私はその時の自分を殺したかった。
武『おはようございますA先生』
「えっ、は、武田先生？？」
何も確認せずに電話を取ったが、着信元を見るとプライベートではなく仕事用の番号だった。
あれ、なんで武田先生こんな朝から電話して...
武『部活が始まっても来なかったので、一応電話したのですが大丈夫でしょうか？』
「...は？！」
武『具合が良くなければゆっくり休んでも、』
「あ、あのすみません今から支度します！」
時計を見ると8時を過ぎていた、バレー部のみんなは元気有り余ってるから多分7時くらいからいるのだろう。
そう考えると申し訳なさしか出てこない。
武『まだ鳥養くんが来てないので、怒られたくないなら今のうちですかね』
「うっ、わかりました...ご連絡ありがとうございます」
武『ふふ、気をつけて来て下さいね』
電話を切り、私は張り詰めてた緊張感が緩んで一気に脱力した。
「これ、あとで武田先生から指導されるな...」
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でんでんでん - お願いですぅぅううう更新してくださいいいいい大好きなんです😭😭😭 (7月7日 0時) (
レス) @page46 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
アイスみたいな？？ - うわぁぁぁぁ続きが気になりますぅ！！！！更新頑張ってくださいまし！！ (2021年10月30日 1時) (レス) @page46 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
youyuetaoze(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年6月11日 7時) (レス) id: d01cf80ca9 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ああさん» ありがとうございます！可愛いは正義！！これからもよろしくお願いします。 (2020年4月23日 15時) (レス) id: 71b6ca274a (このIDを非表示/違反報告)
ああ(プロフ) - めっちゃ好きな感じです！のやっさんがかわいい…。これからも頑張ってください！ (2020年4月5日 13時) (レス) id: 33ccc4dd69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2016年10月25日 10時
