生徒２２「愛でたい欲」 ページ23
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放課後になり、やっと私の頭痛もよくなってきた頃
体育館に足を運んで目の前にあったのは、ローリングサンダー又の名を回転レシーブを格好良く決める西谷とそれを茶化す周りのチームメイト。
「西谷、ちょっといい？」
西「はい！」
トテトテ小走りに歩いてくる西谷になぜか耳と尻尾が見えるのは気のせいじゃないと思う。
誤魔化すように咳払いをして目の前に来た西谷に私なりのアドバイスをするために呼んだ。
「もう少し腰を下げるとレシーブしやすいかも」
西「こうですか？」
「あー違う違う、そんなに下げると腰痛めるよ」
思いっきり腰を下げた西谷に対して、この子極端すぎない？と思わなくてもない。
間違った体制でのレシーブの受け方はかなり危ない、怪我や負担をさせない為にも私はつい手を出してしまった。
「ちょっと後ろごめんね」
西「あ、えっ、なん...先生！？」
西谷の後ろに回り彼をすっぽり覆ってレシーブする体制に沿りながら手を掴む。
「いい？腰をあまり後ろに意識しないで、もっと腹筋に力を入れてみて」
私の突然の対応にすっかり腰を抜かした西谷のウェストに片手を添えてもう片方を下腹を撫でる。
びくりと体を震わせる西谷は私に勢いよく振り返った。
西「あ、ああああの！！A先生これアウトのやつじゃないですか...？！」
「アウト？...あぁ、そういうこと」
最初は本当にそんなつもりではなかった。
真面目に指導してあげようと支えるためにやったのだが、多感な時期であり年の差もそこまでない男女の密着は男子高校生には恥ずかしいのだろう。
こちらを赤い顔で見つめてくる大きなアーモンド色の瞳は水分とは別の理由で濡れてるのは明らかだった。
西「ひっ！」
下腹に添えていた手で優しく撫でながら少しだけ位置を下げた。
その途端女の子のように悲鳴を上げた西谷に小さく笑う。
「西谷は悪い子だね、先生が教えてあげてるのに真剣に聞いてないなんて」
西「ちがっ、先生が...A先生が変なとこ触るからッ」
「今度は私のせいにするんだ？でもね、」
後ろから小声で内緒話をするように耳元で呟く。
「...西谷の頭の中がえっちなことで一杯なのがいけないんだよ？」
西「ッ〜！！！」
耳を押さえて混乱している顔は茹で蛸のように真っ赤で、非常に私の中の心を擽る。
小さく身体を震わせてる西谷を見て私はにんまりと笑った。
あぁ、本当に、かわいいなぁ
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でんでんでん - お願いですぅぅううう更新してくださいいいいい大好きなんです😭😭😭 (7月7日 0時) (
レス) @page46 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
アイスみたいな？？ - うわぁぁぁぁ続きが気になりますぅ！！！！更新頑張ってくださいまし！！ (2021年10月30日 1時) (レス) @page46 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
youyuetaoze(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年6月11日 7時) (レス) id: d01cf80ca9 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ああさん» ありがとうございます！可愛いは正義！！これからもよろしくお願いします。 (2020年4月23日 15時) (レス) id: 71b6ca274a (このIDを非表示/違反報告)
ああ(プロフ) - めっちゃ好きな感じです！のやっさんがかわいい…。これからも頑張ってください！ (2020年4月5日 13時) (レス) id: 33ccc4dd69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2016年10月25日 10時
