生徒１６「私たちの言葉」 ページ17
ちょっとだけ女攻めが入ります。嫌な方は読まないでください。
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澤「よし、みんな帰るぞー」
ぞろぞろと体育館を出てお互い今日の反省や相手チームの分析などで話し合っていると、青葉城西の門が見えてきた。
でも門の前でヒラヒラと手を振ってくる大王様(笑)がいることにまだ澤村は気付いてないのかチームとしての反省点を述べている。
しかも1番重視しなくちゃいけない点について。
澤「いくら日向と影山のコンビが優秀でも、周りを固めるのが俺達じゃあまだ弱い...悔しいけどな」
及「おおー、ちゃんとわかってるね」
彼の目が烏野から影山、そして私に向けた時、にやりと笑みを浮かべた。
及「お姉さんって烏野のコーチだったんだ？てことは、学校の先生？」
「コーチではないけど、先生というのは事実だよ。だからちゃんと敬語使おうね及川くん」
及「えーいいじゃん！...どうせ、先生と俺の仲なんだから」
肩に腕を回されて耳元で話す及川に少しだけドキっと心が動いた。
しかし相手は高校生。
そう易々と向こうのペースに呑まれるほど子供じゃない。
こっちを向いてる及川の襟を引っ張り自分の方へと身体が傾くようにする。
少し背を伸ばし口を耳に近づけ、一言だけ彼を動揺させる言葉を紡ぐ。
「じゃあ、先生と一緒に特別な授業でもする？及川が知らない、男だけが感じる場所教えてあげるよ」
及「ッ...！？」
息を呑む及川を尻目にパッと掴んでいた襟を離す。
突然離したからなのか、覚束ない足で体制を整える及川が酷く動揺してるのがわかる。
真っ赤な顔で、私の言葉の意味を理解したのか更に顔をトマトのように赤くした。
逆に私の方が驚く。
及川がまさかそういう事を知ってると思わなかったからと、そこまで動揺するとは思わなかったから。
私たちのやり取りが可笑しかったのか烏野の生徒は困惑気味にこちらを不安そうな顔で見てる。
いかんいかん、つい調子に乗ってしまった。
「それが嫌ならちゃんと敬語使いな。あと怪我してんだからしっかり治して安静にしなさい。...みんな行くよ」
放心してる及川を横切って烏野に振り返って呼びかける。彼らも今の及川が変なのかチラチラと見ながら横を通る。
だけど、何故か影山だけは及川と同じように少しだけ顔を赤くしていた気がする。
？「先生ってあんな人だったんだ...」
誰かの呟きは風によってかき消されたまま静かに消えていった。
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でんでんでん - お願いですぅぅううう更新してくださいいいいい大好きなんです😭😭😭 (7月7日 0時) (
レス) @page46 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
アイスみたいな？？ - うわぁぁぁぁ続きが気になりますぅ！！！！更新頑張ってくださいまし！！ (2021年10月30日 1時) (レス) @page46 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
youyuetaoze(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年6月11日 7時) (レス) id: d01cf80ca9 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ああさん» ありがとうございます！可愛いは正義！！これからもよろしくお願いします。 (2020年4月23日 15時) (レス) id: 71b6ca274a (このIDを非表示/違反報告)
ああ(プロフ) - めっちゃ好きな感じです！のやっさんがかわいい…。これからも頑張ってください！ (2020年4月5日 13時) (レス) id: 33ccc4dd69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2016年10月25日 10時
