生徒１４「変人速攻」 ページ15
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主将の指示により全体的に後ろに下がって月島をサイドラインに寄せた。
そうすることでレシーブの上手い澤村が広くコートを守ることができる。
及「でもさ、1人で全部は守れない、よ！！」
「あいつまさか...」
それでも狙うのか。
角にいる月島に迷いなく絶妙なコントロールでボールを右手で振るった。
しかし調整した分、威力は先ほどよりも少し弱い。
どうにかボールを返した月島だが、相変わらず及川は余裕な顔を見せている。
及「お、取ったね。えらーい、ちょっと取り易すぎたかな？」
でも、こっちのチャンスボールなんだよね、とボールをセッターに送る。
そして自分にあった違和感が確信に変わる。
及「ほら、おいしいおいしいチャンスボールだ。きっちり決めなよ、お前ら」
今のローテーションは全体的に1番のブロックが低い。これじゃあすぐに、壊される。
私はそう思っていた、なのに
「日向、あなたなんでそこに...」
青葉城西のスパイカーが決めようとした時、日向は手を伸ばして飛んでいた。ボールを追いかけるように、高く。
影「上がった！」
田「ナイスワンタッチ！！」
チャンスボールだ、と澤村は叫ぶ。
セッターの影山は日向の反対側にあるコートに向けてボールを投げた。
誰を使うつもり？
「え...」
それは一瞬、瞬きしたらすぐに見失うぐらい速かった。
日向、いつの間にそこにいたの？
だってさっきまでブロックしてたのに今は、もう、ボールに追いついている。
及川の横にボールが切った。パンッと叩いた音が聞こえたのはコートの中、勝者が決まる。
得点が入ったと知らされるホイッスルが鳴っても、みんな口を開けていた。
鳥肌が立つ、なにこのチームすごい。
武田先生も私と同じ考えなのか唖然とその光景を見ている。
菅「どうしたんですか？」
武「すごい...」
菅「ああそっか！先生は日向と影山の攻撃見るの今日が初ですもんね。すごいでしょ？！すごいつーか、怖いつーか！」
パタパタと選手が武田先生の方へ集まってくる。頭を下げお願いします、と講評をもらいにきたみたい。
すごい難しそうに、でも、心の底から今の試合に感動した武田先生の言葉に果たして何人この生徒の中で理解したか。
武「じゃあ、A先生にもお願いします」
「はい？」
えっ、なに私も話さなくちゃいけないの？ちょ、お願いだからみんなそんなにキラキラした目で見ないで！余計話しにくい！
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でんでんでん - お願いですぅぅううう更新してくださいいいいい大好きなんです😭😭😭 (7月7日 0時) (
レス) @page46 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
アイスみたいな？？ - うわぁぁぁぁ続きが気になりますぅ！！！！更新頑張ってくださいまし！！ (2021年10月30日 1時) (レス) @page46 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
youyuetaoze(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年6月11日 7時) (レス) id: d01cf80ca9 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ああさん» ありがとうございます！可愛いは正義！！これからもよろしくお願いします。 (2020年4月23日 15時) (レス) id: 71b6ca274a (このIDを非表示/違反報告)
ああ(プロフ) - めっちゃ好きな感じです！のやっさんがかわいい…。これからも頑張ってください！ (2020年4月5日 13時) (レス) id: 33ccc4dd69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2016年10月25日 10時
