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私も自分の分の朝ごはん食べようっと。
自分の分をよそって和くんの前に座る。
『いただきます』
「これ全部Aちゃんが作ってんの？」
『そうだよー、監督さん料理苦手みたいで』
「まじうめぇよ！いーなー誠凛。俺たちなんて自分たちで用意するんだぜ？」
『秀徳も大変だね』
「全くだよ。俺もご飯の時だけ誠凛混ざりてー」
『和くんいたら一気に賑やかになりそう(笑)』
「まーな！あっ、そろそろ用意しねぇと先輩たちが来ちまうっ！ごちそうさまでした！」
『あ、食器はそのままでいいよ。私食べ終わったら一緒に持っていくから』
「いやいやそれくらいはするぜ！」
和くんは自分の食器をシンクに持って行ってくれた。
「じゃー俺行くわ！本当に美味かった！ありがとーなー！」
ガラッ
和くんがドアを開けようとしたらドアが開き、大きな男の人たちが入ってきた。
「あ、大坪さんに木村さんに宮地さん、ちーっす！」
「お、高尾か。早いな」
「なんで食堂にいるんだ？」
「いやーそれが〜〜〜〜〜〜〜〜〜ってことでご馳走になってました！で、こっちがAちゃんでっす！」
『はじめまして、誠凛高校1年の白石Aと言います』
「俺は秀徳のキャプテンの大坪、よろしくな」
「宮地だ、今日は高尾が迷惑かけた分あとで轢いとくわ」
「俺は木村だ。宮地、パイナップルあるぞ使うか？」
「それはマジ勘弁っすよ〜！でもなんで先輩達も食堂にいるんすか？」
「俺達は木村の実家から頂いた野菜と果物をここに置きに来たんだよ。あと練習で使う備品も持ってきてもらった。ほらお前も手伝え、まだまだあるぞ」
「宿の前に軽トラがあるからそこから持ってきてくれ」
「はーい」
私はそんなやり取りをみつつ、食べ終えたので食器をシンクに持っていく。
水戸部先輩がやってくれたから洗い物も少なく、すぐに終わった。
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作者名：chico | 作成日時：2019年2月12日 1時
