観戦少女 (ページ15) - 小説/夢小説

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「「「「誰…？」」」」

『白石Aと言います。私もここのコート使いたくて。私が3人の方のチームに入れてもらって、皆さんの中で1番得点したら使わせてもらうってことでどうですか？』

バスケは経験あります、と付け加える。

「俺たちゃいいぜ。でもほんとに大丈夫？俺たち男だし力加減とかもしてあげられないと思うよ？」

『もちろん分かってます！本気でやりましょう！』

「えっと、白石さんだっけ…？ほんとに大丈夫なの？」

『はい！よろしくお願いします！』

そして試合はスタートした。

高尾side

チャリアカーを置いた俺は真ちゃんと合流してバスケコートに向かった。

「白石ちゃんっておもしれぇよなー、チャリアカーに乗りたいなんて言うやつ初めてだぜ」

「楽しんでたみたいで何よりなのだよ」

「だな！前日にちゃんと整備したかいあったな！てかさ、コートの方なんかうるさくねぇ？」

「今は午後で人も多い。大方使用権で揉めているのだろう」

白石ちゃんって俺らより先に行ったはずだよな？
俺と真ちゃんは嫌な予感がして、走って向かった。

「－－－－－－－は？」

その光景に、俺たちは言葉が出なくなった。

真ちゃんも同じで、ありえない、と言いたいような表情だった。

そんなことを気にもせず、白石ちゃんはこちらに気づいて笑顔で手を振って向かってきた。

『高尾くん、緑間くん、コート使っていいってー！』

彼女の周りには俺らと同い年位の男が肩で息をしながら座り込んでいた。

「白石、とりあえず説明をしてくれないか？」

そして彼女は何があったかを話してくれた。

いやいやいやいや
仮にもこの男らもそれなりにバスケしてきた人だろう。
体格も悪くないし、筋肉もちゃんとある。

そんな奴らに白石ちゃんは勝ったのか？

何それ、めちゃくちゃおもしれぇじゃん！！

Aside

あれから彼らと試合をし、見事勝利した。
得点も1番多く入れたのでチームに入れて貰った人に使っていいと言って貰えた。

それを高尾くんと緑間くんに説明すると彼らは驚いた表情をしたあと、高尾くんはお腹をかかえて笑いだした。

『ってことみたいだから、やろ！バスケ！』

「おい女ぁ！調子にのんなよ！」