美少女くんが17人 ページ21
学校についてセンセーと別れる。今時刻は7時。流石に早い。
誰もいない教室のドアを開けると、
「おはよう、東魔枝門君」
人が居た。早すぎんだろ。誰か名前もわからずにとりあえず笑って「おはよう」と返す。
真面目そうな彼はその返答に満足して自身の席に戻っていった。…結局誰なんだ。
「ねえ、真面目くん」
ドアに未だ居た俺は、真面目くんに寄っていく。彼は真面目くん？と周りを見回すが、自身しかいないことが分かったのか俺に焦点を合わせてきた。
じ、っと俺を見つめる彼の目線は今まで会ってきた誰よりも真っ直ぐだが、
……何処か、何か、違う。
「……君、どこかで俺と会ったことでもある？」
名前を聞くつもりが、俺の口からはそんな質問が出ていた。
え、と彼の口から小さく声が漏れた。まあそりゃそうだろう。誰だってそんな質問、不思議に思うだろう。
だが流石は真面目くん。
「……君のような人に、見覚えがある」
質問に答えてくれた。回答だけで俺はもうご満悦だ。
「成る程。ありがとう、真面目くん……でも残念ながら、俺は君とは初対面だ」
これからよろしくね、と手を差し伸べる。彼が何と俺を重ねるのか、知っている。知った上で仲良くしたい。
そんな誠意を向けて微笑むと、伝わってくれたのか硬い表情ながらも手を握り返してくれた。
(「ああ、そうだ。Aでいいよ」
「……Aくん、前々から気になってたんだが、なんで男の制服を」
「いや、……俺、男だよ。君あの時いたよね……？」)
ーー
hit数、何があったんですか？ありがとうございます
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もこ(プロフ) - コメント失礼します！私男主の愛され大好物なので嬉しいです！ヒロアカのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (7月4日 13時) (
レス) @page24 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
れんと(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます 、個性ノートといっても断片的なものしか見せてないので、全部見れるわけではないんですよ〜。質問と趣旨が違ってしまっていたらすみません〜。 (2018年7月29日 6時) (レス) id: 1557e57f23 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 個性ノートってどうやって見るのですか〜？ (2018年7月28日 11時) (レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れんと | 作成日時：2018年5月30日 7時
