第５話 ページ6
「は!?何人いるの!?」
自分の母の前にならんだ子どもたち。
3歳か4歳くらいの。
「とりあえず家入って。３人くらいかと思ってたわ。」
どたどたと靴も揃えず廊下を走る子どもたち。
『ひろーい！』
『あははー！』
「はぁ…」
頭を抱える。
「そんなに落ち込まなくても大丈夫よ！みんないい子だから。」
靴も揃えらんないチビどもが
なんでいい子なんだよ……。
ざっと数えて10人近くいるぞ…
「そんなにイヤなの…？やめておく？」
あーもう…その言い方！
私が断れないのわかってるくせによ…。
「やる！やりますよ!!」
私って…
なんて可哀想なお人好しなんだろう…。
「じゃあ、よろしく頼むわね!!服とか、ご飯とか、ちゃんと用意してあげてね？」
「はいはい…って…私の金でヤツらの服を買うの!?」
こそっと耳打ちしてくる母ちゃん。
「５億なんてあんただけじゃ使いきんないでしょうが!!」
「えー…」
「それじゃあ、頼むわよ！何かあったら電話してね？」
「はぁ…わかりましたよ…」
「じゃあ母さん帰るから、頼むわね♪」
こうして、
私の憎き母と10人近い小人たちによって
夢の優雅な生活は
ぶち壊されたのであった。
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匿名 - ベルクさん» コメントありがとうございます！不定期更新になるかと思いますが、時間を見つけて頑張ります！ (2015年1月6日 11時) (
レス) id: 3d7b35d503 (このIDを非表示/違反報告)
ベルク(プロフ) - とても面白かったです！続き待ってるので頑張って下さい！ (2015年1月5日 6時) (レス) id: 5159130712 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいん | 作成日時：2015年1月4日 15時
