【wrwrd!】コネシミ〜トには変人が集う【実況】

再訪!訛った人が来店しました ページ22

キリンさん視点


「Aちゃん、こんにちは」

「キリンさん！いらっしゃいませ、こんにちは！」


うん、いつも通りAちゃんの笑顔は素敵だねぇ。
前回のあれから仲良くなっていった私たちは、名前を呼び合うほどの仲になれた。


「Aちゃんこれ、よろしくね」

「あれ？またMAXコーヒーですかキリンさん……」


私がレジ台に大好きなMAXコーヒーを乗せた瞬間、Aちゃんの表情が凍り付いた。

なかなかレジを通してもらえないMAXコーヒーを私とAちゃんが静かに見つめているという不思議な空間が出来上がっていた。

「あの、Aさん…？このこをレジ通してもらえないですかね？」

「キリンさん……」

「はい？」

「これ結構甘いから、頑張った自分へのご褒美として飲むって言ってましたよね？」

「はい」

「何か、頑張るようなことしたんですか…？」

「…した」

「ほんとに？」

「……たぶん、した」


「……、はい！没収ーー！！！」

「あー、私のMAXちゃんがっ」


問答の末、私の愛しのMAXコーヒーちゃんが悪の女王Aちゃんに奪われてしまった…。
暫くしょんぼりとしていた私を見かねたAちゃんが口を開く。


「キリンさんの体が心配だから、没収しました」

「はい…」

「今回はこちらで我慢してくださいね」


そう言うとAちゃんは、一旦レジから離れ紙パックのドリンクが売っているコーナーへと行き、何かを手にもって戻ってきた。

「おや、それは…」

「野菜ジュース(減塩)です！今回はこれで我慢っ」

「もーしょうがない…。Aちゃんに免じて今回はそれで手を打とうか」


お会計をしようと思ったら、今回のこれはAちゃんの奢りだと言い会計を拒否されてしまった！

Aちゃんたら、男らしいんだからっ。



_
キリンさんが夢に出てきたので、再訪してもらいました。

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←JKが部屋にやって来ました/リク

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す