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ハックスとキー ページ8

ハックスに運ばれたキーはすぐに治療室に入れられた。






キー 「…ん…あれ?」


ハックス 「気がついたか?」


キー 「ハックス将軍、自分はどうなっ……」


《ん?あれ?私の声、高い?ハックス将軍もいつもよりハッキリ見える気がする?》


キー 「あ……」

右手で顔を触りやはりマスクがないことを確認した。


ハックス 「お前は女だったんだな」


キー 「…はい、なんかすみません」


ハックス 「いや、もともとハッキリと男だとも聞いてなかったし、顔を隠していた理由もわかったし、逆にスッキリだ。」


キー 「そうですか…それは良かったです」


ハックス 「それよりだ、お前、左手がないことに気づいているか?」


キー 「は?ええ?」

そう言われてみれば左手が痛かった、見ると肘から下がなくなっていた


キー 「あぁ、そっか」

《なんだ、やっぱりベンはまだ戻ってこれるかもしれないや、だって私を殺さなかった》


ハックス 「何があったんだ?」


キーラ 「えっとー、ちょっと、やられちゃいました」


ハックス 「レンに聞いたんだが、お前はレジスタンスのスパイなのか?」


キー 「え?いえ、レジスタンスのスパイなんかではありません!」


ハックス 「そうか、レンの様子もおかしかったし、私もお前がスパイだとは思っていない、
しかしこのままだとお前はレジスタンスのスパイとして殺されるかもしれない。」


キー 「そう…ですよね…」


《ベンに殺されなくったってどうせ殺されるのか…でもそしたらなんで治療室にいるんだろ?》


ハックス 「もし、全てを話してくれるのなら助けてやれないこともない」



キー 「全て、ですか?」



ハックス 「あぁ、ここにいる目的、産まれや育った場所、家族、全てだ。まずは本当の名前を教えてもらえるか?」

キーラとして→←キーの顔



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作者名:chibamituki | 作成日時:2019年12月15日 11時

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