もうひとつのお話し (ページ18)

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ハックスの想いページ18

ハックス将軍の部屋に戻ってくるとキーラはいつものようにお茶を入れた。キーラには疑問があった。しかし聞くに聞けず沈黙しているとハックスから口をひらいた。

ハックス「レンに言われた事は気にするな」

キーラ「…はい、そちらは全く気にしておりません」

ハックス「と言うと？」

キーラ「ハックス将軍が言ってくださったことが気になっております。」

ハックスは先ほど自分で言ったことを思い出した

ハックス「何が気になるんだ？」

キーラ「その、なぜ私なんかにこんなに良くしてくれるのか疑問なんです…」

ハックス「単純に君に幸せになってほしいと思っている」

キーラ「なぜです？」

ハックス「君は友達のために一人でこんなところに来た、小さな体1つで頑張ってきたんだろ？だから、これからは俺が守ってやりたいと思った、まぁまだ戦闘では俺が守られてるけどな」

ハックスはふっと笑った、しかしキーラは反対に涙が出てきてしまった。

ハックス「まてまてなんで泣くんだ？君には笑っていてほしいんだが」

キーラ「うっ嬉しいんです…ものすごく」

ハックスは優しくキーラの頭をなでた

ハックス「じゃあ俺に君を守らせてくれるね？」

キーラ「いいえ…」

ハックス「…え？」

キーラ「私があなたを守ります」