4「シトリンクォーツ」 ページ5
『ルチルぅ〜…朝起きてベッドから転げ落ちてヒビ入ったから直して欲しいんですが〜…』
ルチル「おや､ベッドから転げ落ちるなんて珍しいですね｡少し､待っていてください」
ルチルに事情を話したら少し呆れたかの様に「はぁ…」とため息を吐いて待っていてと言われた｡そして彼から聞いた話によるともう朝礼は終わっているとのことで､その時に2人の宝石が起こしに来たらしいけど熟睡していたとのこと｡
ルチル「彼ら曰く､「目覚めたばかりだし無理に起こすのも悪いから」って言っていましたよ」とのことです｡」
『えぇ〜……せめて先生の顔見たかったぁ』
そういえば昨日､先生に一度も会ってない｡せめて顔ぐらい見たかったなぁ……何て思ってると
？？「先生は今瞑想してるよ｡多分瞑想終わったら報告されると思う」
？？「うんうん｡気長に待と〜」
『うわぁ！』
見たことあるような気がする黄色いふわふわした髪のそっくりな双晶っぽい2人が覗き込んできたのを見てまた落ちてヒビ入るかと思ったら
双晶？「危ない！！」
2人に支えられて何とか耐えた｡そこで2人が
76「驚かせちゃってごめんねぇ｡僕はシトリンクォーツ・セブンティ・シックス｡」
26「僕はシトリンクォーツ・トゥエンティ・シックス｡記憶が曖昧らしいから一応､自己紹介しとくね｡」
76&26「改めてだけど､よろしくね」
自己紹介をしては2人で頭をゴツン！とぶつける｡なんか…僕の生前の推しみたいで可愛い｡早く本物を見たい……シトリン兄弟も可愛いけど……｡
ルチル「その音…やはり割れないと分かっていても驚きますよね……」
『わかる……双晶って凄いよね｡ぶつかっても割れないのは低硬度の僕からしたら憧れるけど…この音はね…｡』
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作者名：千明 | 作成日時：2022年5月15日 12時
