【弱虫ペダル】総北と箱学の人達にかこまれて

第27話　………そんなぁ……… ページ37

気づくと朝だった。

貴「…………。」

眠い………。

すると、隣から「スースー」と寝息が聞こえてきた。

そちらを見ると、気持ち良さそうに眠っている、幹ちゃんがいた。

………かわいい………。

あれ？何で幹ちゃんが隣に寝てるんだっけ？

私は、昨日のことを思い出そうと、まだ半分寝ている頭を働かせた。

えぇ〜と、確かぁ………

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昨晩

東「…………という訳なのだよぉ〜。
頼む！花咲さん！！」

東堂さんが頭を少し下げて会わせた両手を前に出す。

貴「えぇっと、つまり総北の泊まる部屋が足りなくて、幹ちゃんだけ私と一緒の部屋にしてほしいって訳ですか？」

私が聞くと、東堂さんは

東「そうだ！！！」

と言って胸を張った。すると、すぐに
＜ゴンッ＞と嫌な音がした。

東「っぅ〜〜〜〜〜！！！！」

あっ………

荒北さんが東堂さんの頭を殴った音だった。


荒「テメェがちゃんとしねぇーから、Aチャンに迷惑かけてんじゃねぇーかよ！」

東「何ぃ！！だとしても、殴る必要は、ないではないか！！！！」

荒・東『ギャーギャー！！』

巻「……ハァ、んじゃ、すまない、頼んだッショ、A。」

貴「うん！！」

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なんてことがあったから、幹ちゃんここで寝てるんだ。

うぅ、やっぱりまだ眠いなぁ〜。


時間早いし、もう一眠りしよう。

私が横になってまぶたを閉じた瞬間に部屋の襖が行きよいよくあいた。

東「朝だ！！！！起きるのだ！！！」

……………………………


…………そんなぁ…………

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