【wrwrd!】机の下は異世界に【zm】 (ページ1)

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机の下は。ページ1

机の下は知らない世界だった

家で勉強していて、消しゴムが落ちて拾おうとして、机の下に潜った

広大な草原が広がり、そよそよと気持ち良い風が吹いている

所々に咲いたシロツメクサが「おいで」と呼んでいるようで、戻れなくなると悟りながら元いた四角い空間から這い出た。

草原に立ってみると思っていたよりもずっとずっと広い草原だったらしい。

「ーーー、ーーーーーーーーーー」
後ろから知らない言葉で話しかけられた

「へ...？」
なにか声を荒らげたあとわたしは組み伏せられた
「な、なに！？」
彼にも私の言葉が理解出来ていないようで、またわたしの知らない言葉でなにか言っているようだった

「だれかーーー！！！！！！助けて！！助けてください！！！！」
組み伏せられている間、一生懸命叫んでみるけど誰も来るはずがなく、彼は誰かに連絡したみたいで、彼の仲間らしき人が来た

「ーーー、ーーーーーーーーーーー」
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

殺されるんじゃないか、そんな不安が頭をよぎる
来るんじゃなかった。大人しく分かりもしない数学を解いていればよかった
助けてお母さんお父さん

視界の端がだんだん黒くなっていく

わたしは意識を手放した