司の欠片 1/1 ページ32
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今日は司くんの誕生日なので、めいっぱい祝ってあげようと思う。
「ということで、A特製スナック詰め〜」
「お、お姉さま……さすがに多すぎでは……？」
そんなことないよ〜？
と言いつつ向かい合っているはずの司くんの顔は見えない。
もちろん、山のように積まれたスナックのせいだ。
「誕生日なんだし、泉も何も言わないよ〜？ 今しかないよ〜？」
「くっ、cuteな顔で言われましても……！ さすがの私もこの量は無理です！」
とは言いつつ右手がスナックをつかもうとしていた。
それを必死に左手で押さえる司くん。
凛月が勝手にへんなセリフすらつけてしまうほどだった。
「『ああっ、おさまるのです……！ ぽよぽよになった私を、お姉さまに見せられない…！』」
「的確すぎてイラっときますね！？ うっ、手が……！」
ついに手に取ってしまった。クッキーの袋だった。
その袋を慣れた手つきで開けると、幸せそうに口の中に放り込んだ。
凛月は「あ〜あ……♪」となにやらニヤニヤと笑いながら頬杖をついた。
対して泉は「クソガキ……デブデブKnightsとか、最悪だなぁ」と舌打ちをついた。
「おっ、美味しいです！ んっ……お姉さま、miracleです！ ありがとうございます！」
「おー、そのままぜーんぶ食べちゃっていいよ〜」
「はい！」
先程までの抑制はなんだったのだろう。
今や、ほっぺにカスがついても気にせず食べている。
凛月が「ほれほれ〜♪」と目の前にスナックをちらつかせて遊ぶものだから、
司くんの食べるスピードはどんどん上がっていく。
「……こんな食べるとはね」
「ちっ……アンタ責任とってよねぇ」
心の中でおめでとう、とつぶやき、私はその部屋を出た。
さて、練習メニューをハードなものにしなくては。
＊４月６日更新＊
司くんお誕生日おめでとう。大好きだよ。
一言言うならね、誕生日ボイスもっと気を張ってください。
これからも、そば……画面越しから応援してますぜ。
あと、3rdシングル期待してます。
(漂う無理やり詰め込んだ感)
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作者名：桃 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月26日 19時
