55 ページ5
神山side
緑「じゃあ……気ぃつけて帰ってな」
赤「うん」
少ししげのことを心配しながらも、俺は会社を出て店へ向かう。
ちゃんと、のんちゃんの口から聞きたいから。
今日はあまり指名入ってないって言ってた。
やから、ゆっくり話せるとおもう。
「いらっしゃいませ〜！」
緑「のんちゃんお願いします」
しばらくしてのんちゃんが出てきて。
桃「久しぶりやない？元気やった？」
緑「元気やで！」
のんちゃんの笑顔はいつもより輝いてて。
桃「行こ？」
いつも通り、のんちゃんの隣にたってついていく。
桃「今日は一人なんやね」
緑「しげは用事あるんやってさ」
桃「そっか」
一瞬、表情が明るくなったのを見逃すはずなかった。
でも決してしげのことを傷つけたいわけやなくて、のんちゃんも色々悩んでて。
桃「なに飲もうか？」
緑「のんちゃんの好きなやつでええよ」
桃「ほんま？ありがと」
頭撫でてくるのんちゃんに、もうドキドキすることはない。
俺はもうのんちゃんのこと好きやないから、のんちゃんの恋を応援することはできない。
ふとのんちゃんの方を見れば、どこか見つめてて。
視線の先は、女性と話してる淳太さん。
その表情は優しくて、でもどこか寂しそうで。
緑「のんちゃん、」
桃「ん？」
話しかければ、なにもなかったかのように笑顔を見せる。
その笑顔の裏ではきっとたくさん泣いて傷ついてきたんやろな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 383人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
・み・(プロフ) - 富喜田さん» 読んでくださりありがとうございました！ (2020年9月1日 6時) (
レス) id: 7a1c5a3d00 (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - はじめまして。 すごく良かったです。 もう、ずっと泣いて読んでいました。 切ない恋心がすごく伝わってきて、 感情移入しやすかったです。 ありがとうございました。 (2020年9月1日 1時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
opera - 有難うございます！早速拝見させて頂きます！ (2019年12月20日 18時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
・み・(プロフ) - operaさん» 出しました(^^) (2019年12月16日 22時) (レス) id: 1e2d1ee3b3 (このIDを非表示/違反報告)
opera - 嬉しいです！ありがとうございます(;_;) (2019年12月14日 22時) (レス) id: adeb086ea3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：・み・
| 作成日時：2019年10月19日 7時
